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エンジンオイルの交換期間

エンジンオイルとオイルフィルターの交換のタイミングについて

エンジンオイル
長距離を走り多くの荷物を載せて走るトラック。
今回はエンジンオイルとオイルフィルター交換期間はどのくらいなのか。
エンジンオイルの種類はどのくらあるのか調べてみました。
放置しすぎると、トラックの機能が低下してしまうかも!?



どうしてエンジンオイルを交換するのか?

トラックや車などのメンテナンスで洗車の次にポピュラーなのがオイル交換です。
車検のときやガソリンスタンド、修理の際には必ずこの言葉を聞いたり目にしたりすることがあると思います。

エンジンオイルは使用するにつれて「すす・酸化物」「熱」「ブローバイガスの混入」などによって、
とても汚れ、劣化していきます。
また使用していなくても空気に触れることによって酸化し劣化します。

その他エンジンオイルを劣化させる要因として「油温」があります。
エンジンオイルの温度は高すぎても低すぎても良くありません。
適正温度はおおよそ90℃~120℃と言われています。
多くの荷物を運ぶトラックの運転手だったらよくあると思いますが、渋滞や高速走行などで油温が上がり過ぎることで油温が低すぎる状況は、エンジンオイルの性能を劣化させる大きな原因です。

するとエンジンオイルの役割の「潤滑」「密封」「冷却」「洗浄」「防錆」の効果も低下し、
エンジンオイル本来の性能が発揮できなくなっていきます。
その為「4サイクルエンジン」の場合はオイル交換が必要になります。
また「2サイクルエンジン」の場合は、エンジンオイルは燃料と一緒に燃焼されるため「交換」ではなく「補充」が必要になってきます。

エンジンオイルの交換期間

一般的に10,000km走ったら交換、または今では5,000kmが目安と言われています。
そして、サラダ油同様「油(オイル)」は空気に触れていると劣化しますので、距離だけでなく1年や半年ごとというように期限もつけられています。

オイルの劣化は見た目では非常に判断が難しく、また使用状況によっても異なってくるために、一般的な交換時期の目安は「走行距離」「使用期間」で判断します。

上記にもあるように使用するにつれてエンジンオイルの役割の効果も低下し、使用していなくても(エンジンを回さなくても)エンジンオイルは酸化し劣化します。ですので交換時期は早いのに越したことはありません。

エンジンの種類
 ディーゼルエンジンの場合は燃料に硫黄分が含まれていることから、ガソリンエンジンに比べて
  オイル劣化は早く、そのため交換時期も早まります。

「ターボ車」「直噴エンジン」「ロータリーエンジン」
 自然吸気のガソリンエンジンと比べて厳しい条件下でオイルを使用しているために交換時期は早まります。

「古いエンジン」
 性能を維持するために、粘度のある(新しいオイル)オイルを必要とする為に交換時期も早まります。

「車種」「エンジン」「オイルの種類」「運転条件」など
 エンジンオイルの劣化具合は異なってくるため「3,000km~5,000km程度」というように距離だけで
 交換時期を判断することは、少々無理があるように思われます。


【オイルエンジンの交換の効果&効果前】
「3000kmを超えたあたりからエンジン音がうるさくなった」と感じることもありますが、
これは「オイルの粘度」が新品の状態よりも低下したことが原因ですが、エンジンの寿命を低下させる程の粘度低下ではありません。
またオイル交換をしたばかりの状態では「加速がよくなった」と感じることもありますが、
これは新品オイルは粘度が多いためにエンジンオイルの「密封作用」がより強く働いているために
起こる現象です。

このようなことから一般的なエンジンオイルの交換時期は、それぞれの車の取扱説明書に記載されている「推奨される交換時期」の「距離と使用期間のいづれかの早い方」、また「シビアコンディションの場合はその半分」で交換すれば問題無いと思われます。

交換するオイルの種類に関しても取扱説明書に記載されているオイルを交換すれば問題ありません。 高品質なオイルはお値段も高く設定されていますが、それにはいろいろ理由があるそうです。

乗用車とトラックのエンジンオイルの期間の違い

1.車種
2.オイル品質(API/JASO)
3.オイル交換時期(いずれかの早い方)
4.オイルフィルター(交換時期)

【ガソリン車】
エンジンオイル02 1.ガソリン車
2.SM・SL
3.10,000~15,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

1.ターボ車
2.SM・SL
3.5,000km or 6ヶ月
4.10,000km

1.ターボ車
2.SJ~SG
3.5,000~10,000km or 6ヶ月
4.10,000km

1.ディーゼル乗用車
2.CI-4~CD
3.20,000km or 12ヶ月
  10,000km or 12ヶ月
  5,000km or 6ヶ月
(車種によりことなります)
4.10,000km


【ディーゼルトラック】
エンジンオイル03 1.1.2トン車
2.CI-4及び
  CF-4/DH-2
  部分合成油
  3.25,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

1.4トン車
2.2.CI-4及び
  CF-4/DH-2
  部分合成油
3.40,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

1.大型車
2.2.CI-4及び
  CF-4/DH-2
  部分合成油
3.60,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

1.2トン車
2.CF-4/DH-2
  鉱物油
3.20,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

1.4トン車
2.CF-4/DH-2
  鉱物油
3.30,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

1.大型車
2.CF-4/DH-2
  鉱物油
3.40,000km or 12ヶ月
4.オイル交換と同時

※使用の仕方によってエンジンオイルの交換期間は変わってきます。
 エンジンオイルの交換は「早すぎるから良くない」ということはありません。


おもなエンジンオイルの説明

【ガソリンエンジンオイル】

    SA
  • 無添加純鉱物油。添加油を必要としない軽度の運転条件のエンジン用。特別な性能は要求されない。
  • SB
  • 添加油。添加剤の働きを若干必要とする軽度の運転条件用。スカッフ防止性、酸化安定性および軸受腐食防止性を備えることが必要。
  • SC
  • 1964年から1967年式までの米国乗用車およびトラックのガソリン専用。ガソリンエンジン用として、高温および低温デポジット防止性、摩耗防止性、さび止め性および腐食防止性が必要。
  • SD
  • 1968年式以降の米国乗用車およびトラックのガソリン専用。デポジット防止性から腐食防止性まで、SCクラス以上の性能が必要。SCクラスの用途にも使用可能。
  • SE
  • 1971年以降の一部および1972年式以降の米国乗用車および一部のガソリントラック車用。酸化、高温デポジット、さび、腐食などの防止に対し、SA、SC油よりもさらに高い性能が必要。
  • SF
  • 1980年式以降の米国乗用車および一部のガソリントラック車用。酸化安定性および耐摩耗性においてSEよりもさらに高い性能が必要。
  • SG
  • エンジンメーカー推薦下で運転される1989年以降のガソリン乗用車、バン、軽トラックに適応。SG油はAPIサービス分類のCC級(ディーゼル用)の性能も含み、以前の等級に比べてデポジット、酸化、摩耗、さび、腐食などの防止に対しさらに高い性能が要求される。
  • SH
  • エンジンメーカー推薦下で運転される1993年以降のガソリン車に対応。SGの最低性能基準を上回る性能を有し、耐デポジット性能、耐酸化性能、耐摩耗性能および耐さび性能、防食性能でSGに代わるもの。DID-CID-A-A-52309およびILSAC/GF-1などエンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致していること。
  • SJ
  • エンジンメーカー推薦下で運転される1996年以降のガソリン車に適用。SHの最低性能基準を上回る性能を有し、耐ブラックスラッジ性能、耐酸化性能、耐摩耗性能および耐さび性能、防食性能でSHに代わるもの。ILSAC/GF-2など、エンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致していること。
  • SL
  • エンジンメーカー推薦下で運転される2001年以降のガソリン車に適用。SJの最低性能基準を上回る性能を有し、高温時におけるオイルの耐久性能・清浄性能・酸化安定性を向上すると共に、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格。
  • SM
  • 省燃費規格。これまで一番厳しい規格であったSL規格よりも、省燃費性能の向上、有害な排気ガスの低減、エンジンオイルの耐久性を向上させた環境対応オイル。またこれまで試験の無かった劣化油の低温粘度を計る試験が追加され、低温流動性、酸化劣化に優れたベースオイルを使用する必要がある。



【ディーゼルエンジンオイル】

    CA
  • 軽度から中程度条件のディーゼルおよび軽度条件のガソリンエンジン用、ただし良質燃料使用を条件とし、この条件下での軸受腐食防止性および高温デポジット防止性が必要。 摩耗防止性およびデポジット性は必要としない。
  • CB
  • 軽度から中程度条件のディーゼルエンジン用であるが、低質燃料使用時の摩耗およびデポジット防止性を必要とする。高硫黄分燃料使用時の軸受け腐食防止性および高温デポジットも必要。
  • CC
  • 軽度過給ディーゼルエンジンの中程度から過酷運転条件用。高負荷運転のガソリンエンジンにも使われる。軽度過給ディーゼルでの高温デポジット防止性、ガソリンエンジンでのさび止め性、腐食防止性および低温デポジット防止性が必要。
  • CD
  • 高速高出力運転での高度の摩耗およびデポジット防止性を要求するディーゼルエンジン用。広範な品質の燃料を使用する過給ディーゼルを満足させる軸受け腐食防止性および高温デポジット防止性が必要。
  • CE
  • 1983年以降製造のヘビーデューティーの過給ディーゼルエンジンで低速高荷重と高速高荷重で運転するものの両方に用いる。CD級よりさらにオイル消費性能、デポジット防止性能、スラッジ分散性能を向上させたもの。
  • CF
  • 建設用機械および農業用機械などいわゆるオフハイウェイディーゼルエンジン用に開発された油で、CDに代わるものとして、性能を向上したもの。
  • CF-4
  • 1990年代の低硫黄(0.5%以下)の軽油を使用するオンハイウェイ大型トラックなど最も過酷な条件で運転されるディーゼルエンジン用で、CEに比べ特にデポジット性能、スラッジ分散性の向上を図るとともに、熱安定性およびオイル消費防止性を向上したもの。

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