平成22年排出ガス規制(ポスト新長期規制)とは?

平成22年排出ガス規制(ポスト新長期規制)とは?

ポスト新長期規制ロゴ  最近よく聞く平成22年排出ガス規制(ポスト新長期規制)。
一体ポスト新長期規制とは何なのか…。
 自分や会社が持っているトラックがもし規制に
適合していなかったらどうなってしまうのかを
調べてみました。




排出ガス規制の歴史

【排出ガス規制とは】
 日本国内で販売されるガソリン車とディーゼル車に適用される
自動車排出ガス規制の一種で、自動車排出ガス規制は
自動車の内燃機関から排出される一酸化炭素・窒素酸化物
炭化水素類・黒煙などの大気汚染物質の排出上限を定めた
規制の総称のことです。

この自動車排出ガス規制には
●大気汚染防止法
違反者には6ヶ月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金が課せられます。

●自動車NOx・PM法
違反者には6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が課せられます。

●ほか都道府県条例

などの法律や条例が含まれているのでこれを知らないまま
トラックの運転を続けていると運転が規制されるだけではなく
場合によっては大変なことになってしまうことも考えられるみたい
ですね…。

特に最近の自動車排出ガス規制はディーゼルエンジンから排出される
粒子状物質(PM)・硫黄酸化物・窒素酸化物(NOx) などの規制が厳しく
なっていってる傾向にあるみたいで、新しい規制が施行されるたびに
前の規制からさらに40%~65%程度の削減が要求されている
みたいですね。


ポスト新長期排出ガス規制とは

【ディーゼル車の場合】
 では今回施行されたポスト新長期排出ガス規制では一体どのくらいの
排出量に留めなくてはいけないのかというとディーゼル車では具体的に

●車両区分(PM/NOx/NMHC/CO)
乗用車 : 0.007/0.11/0.032/0.84
軽量車 : 0.007/0.11/0.032/0.84
中量車 : 0.009/0.20/0.032/0.84
大量車 : 0.013/0.90/0.230/2.95

(※環境省HPより)

という排出量の上限が決められているみたいです。
 ちなみに昭和49年からのディーゼル重量車の規制強化の
年々の推移を見てみると、こんな感じになっています。

●NOx(※クリックで拡大します)
PM

●PM(※クリックで拡大します)
NOx

(※クリックで拡大します)


各社の取り組み

【BlueTec】
 ディーゼルエンジンを搭載したトラックではこの自動車排出ガス規制を
クリアするためにBlueTecという尿素SCR技術が多く用いられているみたいで
排出ガスをきれいにする技術の中でも代表的なものなので一応こちらでも
紹介しておきますね。
(※画像などは三菱ふそうさんのキャンターのものをお借りしました。)



【尿素SCRの構造】
システム ●BlueTecのシステム
 尿素SCRとは尿素水という特殊な液体を使用したSCR触媒で
排出ガスに尿素水を吹きつけることで化学変化を起こして水に
分解・無害化
するという仕組みになっています。
 中でもBlueTecとはダイムラーのトラック部門で名付けられて採用が
急速に拡大中の技術で、尿素水にはAdBlueという高品位尿素水を
用いることが多いみたいですね。

●BlueTecのメカニズム(※クリックで拡大します)
メカニズム

 ちなみに尿素水自体は人体には無害で安全なのに加えて取り扱いに
特別な資格や免許も必要無いんですよね。
補給もボトルからタンクに注入するだけですみますし、やっぱり
その辺の簡単さが流行ってる理由の一つでもありそうですよね。

今後の展開

【結局買い換え?】
 毎回、新規制が登場するたびに40%~65%程度の削減が要求されている
ということは上にも書きましたが、実はポスト新長期規制からさらに
PMやNOxを40%~65%削減してる車種というのは現状ではどのメーカーの
最新機種でもあんまり達成できてないみたいなんですよね…。

 もし、ポスト新長期排出ガス規制よりも厳しい規制が来た時に簡単な
オプションパーツを取り付けるだけで対応できるとかなら良いですけど
そうじゃなかったら結局今乗ってるトラックは乗り換えなきゃならないかも
知れないですね。

おすすめ記事
関連記事


Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Copyright © 行列のできるトラック相談所 All Rights Reserved.