小型トラックの年度別シェア比較

小型トラックの年度別シェア比較


小型トラック

 初めてトラックを買うときは、やはりいろいろなメーカーサイトを
回って性能面で選ぶというのも1つの重要な手段ですが、トラックというのは
乗用車と違って稼働率というものも考えなければならないので諸元表からは
なかなか見えてこないトラックの信頼性というものも知っておきたい
ところですよね。
 ということで今回は信頼性というものの1つの指標ということで
小型トラックの各メーカのシェアについて調べてみました。



小型トラックとは


小型トラック

【小型トラックの範囲】

 小型トラックと一言で言っても、この表現は国が法律で定めた範囲と
トラックメーカー各社が定めた業界内での分類というのが異なってくるのですが
ここでは

●積載量 : 2t以上
●車両総重量 : (GVW)4t以下

のものを選んで取り扱いたいと思います。


小型トラックのシェア


【過去4年間のデータ】

 JAMAが公表しているトラックメーカー各社の過去4年間に渡る
データを表にまとめてみると、最近の小型トラックシェアは
次のようになっているのがわかります。

2008 2009 2010 2011
トヨタ 51.6% 51.3% 52.5% 55.0%
日産 26.8% 29.1% 27.8% 26.4%
マツダ 9.5% 9.4% 8.6% 7.1%
いすゞ 4.1% 3.3% 3.9% 4.2%
ふそう 3.5% 2.8% 3.4% 3.6%
日野 1.8% 1.5% 1.9% 2.2%

 このデータを見ると、ここ数年で全体的なシェアは安定してますが
トヨタだけのシェアが急激に人気になっているといった感じですね。


【小型トラックのシェア変遷】

 実はトヨタの小型トラックの売上シェアというのは1993年から
最近までは業界1位で人気があったものの、ずっと40%前後で落ち着いていて
50%近くにまでシェアを伸ばしたのは2009年頃からのことなんですよね。


2009年以降のシェア


【リーマンショックの影響】

 2009年以降はリーマンショックによる世界的不況の影響で企業の
経営状態が悪化したことで運送業自体の小型トラックの保有・需要の
構造が変化したことが理由ではないかと言われています。
 事実、小型トラックは販売台数も保有台数も年々の減少傾向が
続いていますし特に2009年度の販売台数は例年の70%近くにまで
落ち込んでしまっているんですよね。


【今後のシェア動向】

 基本的にはその後も同じ車型へ代替するという人が多いみたいですが
複数の車種を取り扱っている事業所などでは合理化のために保有している
トラックの数を減らしたり、軽トラックの比率を増やしたりしようと
しているところが多いみたいです。
 そういったいろいろな値段を削減しようとする業界の動向と上手く
マッチしたのがトヨタの車種だったというところでしょうか。


まとめ


【小型トラック業界全体の動向】

 ここまでの説明だと小型トラックシェアではトヨタが好調という印象を
受けかねますが、実は小型トラック業界全体では年々売上が落ちていて
10年前と比べると1/4くらいの売上にまで萎縮していて人気車種とはいえ
厳しい現状がうかがえます。

トヨタの小型トラック売上変遷

年度 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年
販売台数 502,594 344,706 165,066 162,367 170,024 174,362 153,588 128,743 92,601 98,547 101,893
前年比 92% 68% 47% 98% 104% 102% 88% 83% 71% 93% 103%


【今後の小型トラック】

 運輸業での業況感は良くないものの、他業種では景気改善が
見込めるので、荷主が増えることで今後は物流量が改善するという
考えが日本自動車工業会の見方のようですが、2010年と2011年は
エコカー補助金等の政策効果で需要が持ち直しただけというのは
否めないですし、保有期間の長期化傾向と保有台数の減少傾向も
続いているので購入や買い替えを迷っているという人はもう一度
良く考えてみるのがいいかもしれませんね。


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