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穴掘建柱車(ポールセッター)の構造

穴掘建柱車の仕組みとは


穴掘建柱車

 トラックに乗る機会が多いと他の業種のトラックを見る機会も
多々ありますが、たまに使い道のわからないものや戦車のような
驚きの架装をしたトラックも見かけたりしますよね。
 今回はそんな特装車の1つ、穴掘建柱車(ポールセッター)という
ものについて詳しく調べてみました。






穴掘建柱車とは


【穴掘建柱車の定義】

クレーン  穴掘建柱車とは、電設の建柱工事時に使用する掘削スクリューを
装備したクレーン車のことで、クレーン部分については掘削作業の
ほかに大型電柱や大型トランスなどもつり上げることができる性能を
持っています。
 特に最近のものは性能が良く、現在の現場の電設工事ニーズに合わせて
メーカーによって長尺化・大型化・スピード化が図られています。


【穴掘建柱車の目的】

 穴掘建柱車とは基本的にはポールセッターという読んで字のごとく
電柱の建設に特化されたトラック車両のことですが、先端のドリルの
部分がアタッチメント式になっていて装備を変更することで様々な
ものの掘削に対応できるようになっています。
 また、荷台部分に電柱を載ることも一応可能ですが、その状態での
走行は推奨されていません。

穴掘建柱車

●土砂
●硬土
●硬岩
●さんご地盤
●凍土
●溶岩


穴掘建柱車の構造


【仕組みと動作】

 穴掘建柱車は、基本的にはクレーンの先がオーガと呼ばれるドリルの
ようになっているもののことで、ドリル部分がクルクルと回転することで
地面を掘り進みます。
 回転速度は意外にゆっくりなのですが、地面の掘削性能は非常に高く
深さの浅いちょっとした穴の場合はものの一瞬で開けてしまうことも
あります。
 一度オーガを使用すると大量の土がオーガに付着するのですが
バイブレータ機能が付いているので土を簡単に落とすことができて
掘削性能が失われることなく次の作業にとりかかることができるように
なっています。

●穴掘建柱車のオーガ部分の構造


●穴掘建柱車の動作の例


【穴掘建柱車の歴史】

 穴掘建柱車が初めて世に現れたのは、1960年代のことで、1960年頃
までに工事用車両が急速に普及したことで、現場作業員も車両の
取り扱いに慣れてきていたこともあって、これまでの穴掘車に対して
電柱の建設作業の省力化を目的とした油圧式の穴掘建柱装置と抜柱装置を
備えた車の開発が始められ穴掘建柱車は1965年に実用化されました。

 電信柱は1869年に初めて東京横浜間で電話が開通した際に日本で初めて
建てられた、ということを踏まえると実に現在の東京の電柱が複雑に
絡み合ったような景観は(良くも悪くも)穴掘建柱車なくしては存在
し得なかったということになりますね。


穴掘建柱車の最新技術


【現在の穴掘建柱車とは】

 1965年に初めて世に出てから50年が実に経とうとしている現在
各穴掘建柱車メーカーの最新機種にはどのような機能が搭載されて
いるのかを調べてみました。


【各メーカーの最新機能】

●複数段ブーム
ブームが複数段階での伸縮が可能になっているのでワイドな掘削半径が
確保されているほか、川越しや道路越しでの建柱作業といったことも
可能になっています。

複数段ブーム

●アウトリガ
アウトリガと呼ばれる補助輪のようなパーツが突き出されて車体が
5点に渡って支えられるのでより安全に作業を行うことができるように
なっています。

アウトリガ

●アタッチメント
メーカー側によってオーガ部分の豊富なアタッチメントが提供されて
いるので、オペレータは作業内容に合わせて最適なアタッチメントを
選択することでより効率的な工事を行うことができます。

アタッチメント1   アタッチメント2   アタッチメント3

アタッチメント4   アタッチメント5   アタッチメント6

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