トラック事故のジャックナイフ対策

トラックのジャックナイフを防ぐ


ジャックナイフ

 最近はあまり見かけなくなりましたが、まだまだ雪道などでは
起こりうる危険があるトレーラーのジャックナイフ現象。
70年代に大きく問題として取り沙汰されたこともあって各社
メーカーの最新機能によって発生率が抑えられてはいますが
0%というわけではないので、このジャックナイフ現象という
ものについて対策を調べてみました。





ジャックナイフ現象とは


【ジャックナイフ現象の特徴】

 ジャックナイフ現象とはトラクタの部分とトレーラーの部分がくの字に曲がって
しまってトラックがコントロール不能になってしまうというトレーラー特有の
現象で、一度起こってしまうとトレーラーともども横転して重大事故につながる
ことが非常に多い危険な事象のことです。
 名前の由来はその時のトレーラーの状態がジャックナイフ(折りたたみナイフ)
のような見た目になることからそのように呼ばれています。

ジャックナイフ現象


【ジャックナイフ現象の原理】

 ジャックナイフ現象というものがどのような時に発生しやすく
なるのかというと、具体的には次のような状況が主に挙げられます。

●滑りやすい路面
降雪時や降雨時などで急ブレーキや急ハンドルなどの運転操作を
してしまうことで車輪がロックしてタイヤが滑ることで
ジャックナイフ現象が起きます。
ドライバーは車両をコントロールすることができなくなるので
重大事故につながるケースが多いです。

●過積載
過積載などによってトラック側の力よりもトレーラー側の力が
強くなってしまっている場合はジャックナイフ現象がとても
起こりやすい状況となっていて、に道路上の段差や勾配の
変わり目などで起こることが多いです。

と、いずれもドライバーの操作方法に問題があるケースが多く見受けられ
特に制動の難しいトレーラーの運転には細心の注意を払う必要がある
ということがわかります。


ジャックナイフ現象による事故対策


フットブレーキ

【注意点】

 では、ジャックナイフ現象が起こるのを防ぐためにはどうすれば
良いのか。
 有効な手段として一般的に知られている注意すべき点がいくつか
あるのでこちらでまとめて紹介します。

1. ブレーキ調整の確認
トラクタやトレーラーはトレーラーのブレーキ管が長く
ブレーキが若干遅れて作動する特性があるので
しっかりブレーキ調整が行われているかを確認する

2. ブレーキ操作に注意
車両に遠心力が働くカーブや雨・雪・凍結などで
滑りやすくなっている道路では特にブレーキ操作に
注意し急制動を絶対に避ける

3. 急のつく運転操作をしない
急ブレーキや急ハンドルなど「急」のつく運転操作は
その動作単体でジャックナイフ現象発生のきっかけとなる
おそれがある

4. 勾配の変わり目に注意
道路の勾配の変わり目では路面から突き上げられる力が
車両に働くという特徴があるので目視や体感などで確認が
できる場合は特に注意すること

5. 道路上の段差に注意
道路上の段差に差しかかるときはブレーキをかけることと
なりますが、この時トラクタが段差に差しかかったときに
一層ブレーキがかかった状態になるも、トレーラーは慣性で
進もうとするためジャックナイフ現象が起きやすくなる


ジャックナイフ現象を防ぐ機能


【ジャックナイフ対策の最新技術】

 過去の相次ぐトレーラー事故を受けて最近はメーカー側による多くの
事故防止機能が搭載されているのでこちらに紹介します。

●ABS
現在では一般に広く普及した機能ですが、ジャックナイフ現象の原因の1つである
タイヤのロック(ブレーキ踏力の強すぎなどでタイヤの回転を止めてしまうこと)を
防ぐABSという自動制御機能が搭載されている車種を選ぶことである程度までは
ジャックナイフ現象に対しての抑止力が期待できます。

●特許
日産ディーゼルや三菱ふそうなどはジャックナイフ防止装置もしくは
アンチジャックナイフシステムという形で特許を取得していて
これらのトラックはジャックナイフ現象に対しては一定の抑止力を
持っていると考えられるのでどうしても心配な人はそのような
トラックを選ぶという選択肢もあります。

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