リトレッドタイヤの意味とは?

リトレッドタイヤにする意味や価格


リトレッドタイヤ

 トラック業界ではかなり当たり前となっているトレッドが磨耗した
タイヤの再生技術リトレッドですが、最近一般の人の間でもこの言葉が
盛んに取り上げられているみたいで、急速に普及していますね。
 というわけで意外と知らない人が多いこのリトレッドとは何なのか
詳しく説明します。




リトレッドとは


【リトレッドの概要】

 リトレッドとはタイヤ再生技術の一種で、運送業において事業者の
タイヤ関連の維持費を圧縮したいという要望に応える形として
タイヤメーカーが協調的に関与して、新品タイヤから再生タイヤへの交換
再生タイヤの計画的な補修と廃棄についてのプランが提示されたものです。
 タイヤメーカーにとしては新品のタイヤが売れないというデメリットが
あるものの、それを以上に再生タイヤの使用を促すことで利益としています。


【タイヤ再生技術の種類】

 タイヤの再生技術というものはリトレッド以外にも次のようなものが
主に挙げられます。

●リトレッド(リキャップ)
タイヤに新しいトレッドが刻まれたゴムを貼り付けて熱加工で接着することで
タイヤのトレッドを復活させる技術で、多品種少量生産に適している。

●リモールド
リモールドもタイヤに新しいゴムを貼り付けて再生されるが、トレッド面を
金型で刻むという点がリトレッドとは異なり、大量生産向きです。

●リグルーブ
新品タイヤの時点でトレッドを厚めに作っておき、溝が浅くなったら
彫り直すことで新品状態の排水性やグリップ力を維持する。

リトレッド


リトレッドのメリット・デメリット


【メリット】

3R  リトレッドタイヤは利用することで新品タイヤゴムに比べて1本あたり
原油が70%以上低減、CO2は60%以上低減というとても高い
資源有効利用性が特長で、原材料をそれほど必要としないのでユーザーに
とっても経済的だという点が挙げられます。

タイヤの寿命


【デメリット】

 では、すべてのタイヤをリトレッドにしたからといって全部が上手く
行くというわけではなくリトレッドには次のような弱点も多くあります。
 リトレッドは一般乗用車での再利用率はコストの問題とタイヤの構造が
再生に不向きであることから利用率が低いです。
 安全性の確保が難しいことからタイヤメーカーは乗用車用タイヤの再生を
認めていません。
 また、トレッドを張り替える際のパターンについても新品と同様の
パターンを付ける事は意匠権の関係から権利者であるタイヤメーカーの許諾が
必要になってくるので安易な再生はできません。


余談


【リトレッドの歴史】

 リトレッドというのは高度経済成長が終わる前あたりにも日本で
台頭したことがあるようなのですが、やはり輸送費や検品や再出荷の
手間
と新品より安く売らなければならないという条件を考えると
なかなかうまくは行かないのが現状というところのようです。
 なので今後も使用済みタイヤがベースとなる異常は品質の均一化など
さらなる向上が行われなければならないですが、現状では技術的な
改革というものは行われていないという現状もあります。


【ブリヂストンによる見解】

 ブリヂストンタイヤのサイトにリトレッドタイヤに関する見解が
載せられていたので最後にこれをこちらにも記しておきます。

Q. リトレッドタイヤはフロントタイヤ(前輪)に使用可能か?
A. フロント(前輪)およびシングルの遊輪(単輪軸)への使用はしないで下さい。

Q. 新品タイヤと比べライフや性能に違いはあるのか?
A. 弊社リトレッド商品のライフ(摩耗耐性)についてはものにもよりますが
   新品タイヤの80~100%程度の耐摩耗で設計してあります。

Q. リトレッドタイヤの普及率はどのくらいか?
A. トラックやバス用リトレッドタイヤのリトレッド比率は全国平均で
   19.4%(2010年国内)です。

Q. リトレッド回数は何回までできるのか?
A. 原則1本につき1回までの実施です。

ブリヂストンのリトレッド


【最新トレッド事情】

 リトレッド技術自体とは全く関係がないのですが、最近はこのような
変わったデザインのトレッドパターンのタイヤもあるみたいで
ちょっとしたおしゃれを楽しみたい人はこういった製品を買ってみるのも
タイヤの楽しみの1つかもしれませんね。
 リトレッドにもこういう製品ができたら少しは普及率が上がるかも?

トレッドパターン   トレッドパターン

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Comment

再生も大事だが
航空機用タイヤはほとんど再生品なんだから、乗用車のタイヤを再生してもさして危険があるとも思えず。トラックにあるように乗用車にもミックスタイヤをこさえて欲しい。当然再生品で可
  • 2014/03/21 14:35
  • 頭の悪いおぢさん
  • Edit
Re: 再生も大事だが
> 航空機用タイヤはほとんど再生品なんだから、乗用車のタイヤを再生してもさして危険があるとも思えず。トラックにあるように乗用車にもミックスタイヤをこさえて欲しい。当然再生品で可

コメントありがとうございます!
再生バッテリーがイマイチ普及してないのもそうですが
中古っぽいイメージは日本人受けしにくいんでしょうか…?

タイヤ代もばかにならないですし、こういった試みが
広がっていくとランニングコストも抑えられて良いですよね。
  • 2014/03/25 17:37
  • トラック相談所
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