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JIS方式とISO方式・トラックのホイールの違い

JIS方式とISO方式の違いって?


ホイール

 ホイールといえば最近特にトラックだけではなくバスなんかでも
メーカーがポスト新長期規制適合車から新・ISO方式ホイールを採用
していることが多いですね。
 この新・ISO方式とJIS方式ですが互換性もないのに一体どのような
違いが
あるというのか説明していきたいと思います。






ホイール方式とは


【ホイールのサイズ】

 ホイールもタイヤ同様に規格があって、それに準ずる形で細かくサイズが
設定されて製造・販売されています。
 これは国土交通省でも技術基準を制定していて

1. リム径
2. リム幅
3. フランジ形状
4. オフセット
5. ボルト穴数
6. P.C.D

ホイール  といった項目で車体側とのマッチングを示しています。
 なので、ホイールを購入する際はこれら英数字の配列をよく確認して
自分の車とのマッチングが良いホイールを探さなくてはいけません。

ホイール


【新・ISO規格】

 新・ISO規格とは世界中の大型トラック・バスの95%に採用されている国際標準の
ホイール取付け方式でJIS方式との違いとして上のような利点が挙げられます。

●シンプルな構造でタイヤ交換や日常点検などの点検・整備が簡単
●単純な締付け方法
●長期利用でもホイールやホイールボルトやナットの傷みが少ない
●部品の種類も少なく部品管理が簡単なので誤組のリスクが小さい

 ちなみに、シェア95%の残りの5%はJIS規格らしく世界的に見たら
とても協調性の低い規格であることがわかります。

新・ホイール


ホイール規格の混在


【新ISO規格採用の理由】

 では、なぜ日本においてはシェアも低くて互換性のない新・ISO規格が
全面的に採用されるようになったかというと、実はトラックなどによる
車輪脱落事故が多発したことや整備性の向上を図ることを目的として
排出ガス規制・ポスト新長期規制適合車とともにISO方式が採用されることに
なったんですね。

脱輪事故をテーマにした書籍も…
新ISO規格採用の理由

【他の規格との違い】

 では新・ISO方式が採用されたことによって劇的に事故が減るかと
いうとそうではなくて、実は新・ISO方式は他の規格との互換性
(つまりお互いに取り替えたりすることができないということ)が
一切無いので

●新・ISO規格
●ISO規格
●JIS規格

と、市場には現在3つものホイール規格が混在してしまっているので
今度は整備上の不良で事故が起こる可能性が発生してしまって
いるんですね。


新・ISO規格とJIS規格の違い


【規格の注意点一覧】

 ということで2つの規格について注意点をまとめてみたので
いざというときの参考までにぜひご覧下さい。

●ホイール ボルト穴数 PCD
新・ISO方式 19.5インチ 8穴 275mm
22.5インチ 10穴 335mm
JIS方式 19.5インチ 8穴 285mm
22.5インチ 10穴 285mm

●ボルト・ナット ボルトサイズ ねじの方向
新・ISO方式 19.5インチ M22 左右輪:右ねじ
22.5インチ
JIS方式 19.5インチ 前輪M24 後輪M20、M30 右輪:右ねじ 左輪:左ねじ
22.5インチ

というボルトやナットだけの違いだけでも随分と違うのがおわかり
いただけると思います。
 実際のところはこれに対して車両の取り付け・取り外し作業の
手順もそれぞれの規格では大幅に異なってきます。


誤装着してしまった場合


【起こる可能性の高い事故など】

 では、もしホイールの誤装着をしてしまった場合はどのようなことが
起こってしまうのか。
 具体的には、PCDの差が発生しているため十分な締め付け力が得られず
ホイール亀裂や車輪脱落事故の原因となります。
 装着自体は可能になっているだけに注意したいところですね。

脱輪の例
脱輪

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