よく読まれている記事

トラックドライバーに必要な熱中症対策

トラックドライバーの熱中症対策


高温

 トラックドライバーはずっと同じ姿勢で長時間運転するので様々な疾病や
持病を抱えがちで、特に腰痛に関しては"腰痛持ちじゃないトラック運転手
なんていない"なんて言われているくらいですよね。
 そんなトラックドライバーがなりがちな病気の1つとして即座に命に
関わってくる夏場の熱中症とその対策について説明していきたいと思います。






ドライバーと熱中症の関係


【熱中症の危険性】

 東日本大震災の影響による電力不足と原油価格の高まりなどによって
昨年はかなりの猛暑でしたし、トラックドライバーの人達の間でも
実際に熱中症になったという方はかなり多いんじゃないでしょうか?
 猛暑による体力消耗に重ねて熱帯夜で寝不足となり、疲労が
抜けないままの運転で注意力も散漫に…。
 荷待ちの間などでも環境対策でアイドリング・ストップなどということで
エアコンの使用を控えているとなると、事務所や休憩室でエアコンを使用
していない限りはかなり過酷な状況になりますよね。

熱中症

 本来そういった安全管理やケアは事業者が率先して行うものですが
なかなかそうは行かない部分も多いですし自分の身は自分で守るという
点でも熱中症対策は大事なことだと思います。


熱中症とは


【熱射病の内約】

 そもそも熱中症とは、暑熱という独特の環境で発生する障害の総称で
その内約は

●熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流が減少して起こり
めまいや失神などが現れます。

●熱けいれん
大量に汗をかいたときに水だけを補給して血液の塩分濃度が低下
してしまうと、足や腕や腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが
起こります。
特に暑熱環境下で長時間運動をして大量の汗をかいたりすると
起こりやすいです。

●熱疲労(熱ひはい)
大量の汗をかくことで水分の補給が追いつかなくなり脱水が
起こると熱疲労の原因になります。
脱水による症状で、脱力感や倦怠感やめまいや頭痛や吐き気
などが現れます。

●熱射病
体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態のことで
意識障害が起こります。
また、全身臓器の血管がつまるので、脳や臓器など全身の
臓器障害を合併することが多く死亡率も最も高いです。

といったものに分けることができ、中でも最も危険な症状が上記の
熱射病というもので死亡事故につながるケースが多いです。
 とはいえ、熱中症による事故は適切な予防措置さえしていれば
確実に防げるものなので、ぜひともここできちんと対策しておいて
夏場には万全の状態で仕事が出来るようにしましょう。


熱中症の対策


【熱中症の対策】

 熱中症(熱射病)を予防するためにはまず、体の温度を下げるために
水分の補給というものが重要なものになってきます。
 では、水分の補給というものは具体的にどのように行うのが適切
なのでしょうか。
 具体的には、人は外気温30℃あたりから汗による体温調節が
必要になると言われていて、その熱量は意外と大きく冷却を加えないと
自動車のエンジンが熱くなっているのにラジエータの水で冷やさない
ようなものなので例え喉が渇いたり熱中症の初期症状がなくても
定期的な補給をとる
ことが必要となります。

汗の熱量


【塩分の摂取】

塩分  では、大量に汗がでたらそれだけ水をたくさん飲めば良いと
思う方も多いでしょうが、実は人間は水だけを飲み続けることはできない
ということが昔から知られていて、これを自発的脱水と呼びます。
 この自発的脱水というものは水だけを飲むことで血液の塩分濃度が
下がることで起こり、この状態で運動を続けるとさらに運動能力が低下して
体温が上昇、結果的に障害の原因となってしまいます。


【効率的な方法】

 水分を取るときに含まれる塩分の割合は0.1~0.2%程度の食塩に
糖分を含んだものが有効ですが、食塩なんてそうそう持ち歩いている
ものでもないですので、冷えたスポーツ飲料での代用する方が
お手軽でおすすめです。
 ちなみに、スポーツ飲料を選ぶ基準ですがナトリウムの含有成分が
100ml中にナトリウム40~80mgというのが大体0.1~0.2%の食塩水に
相当するので、購入の際は成分表示に良く注目してみましょう。

スポーツドリンク


熱中症の応急処置


【熱中症になってしまった場合】

 万全な注意を施していても、いつ熱中症になってしまうかは誰にも
わかりません。
 周りの人たちが発症してしまった場合にも備えて熱中病の対策の
一貫として応急措置も知っておきましょう。

熱中症の症状


【熱中症の対策(応急措置)】

 まずは症状が軽度であってもためらわずに救急車を必ず呼びましょう。
命には変えられません。
 救急車が来るまでの間は

1. 少しでも涼しい場所へ身体を移動させる
   衣服を緩めて寝かせて、水分を補給します。
   足を高くして手足を末梢から中心部に向けて
   マッサージするのも有効です。

2. あって可能なら食塩水など水分と塩分の補給を行う。

3. 重度な場合は全身に水を噴きかけて直接冷やす。
   頸部や腋下や鼠径部といった大きな血管が通るところを
   重点的に冷やします。

といった応急処置を適切に行うことが大切です。

関連記事

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)