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トラックが使う軽油の燃費って?

意外に高いトラックの軽油燃費


軽油

 最近、日本の新車市場でもクリーンディーゼルなんかがかなり注目を
集めていてガソリンはもうレギュラーから軽油に乗り換えてしまっている
なんていう人もかなり多いんじゃないかとは思いますが、トラックなどの
ディーゼルエンジンで使う軽油とガソリンエンジンで使うレギュラー。
 燃費などはどのくらい違ってくるのか調べてみました。







軽油とは


【原油から軽油へ】

ガリガリ君トラック  軽油とは、原油が沸点の差によって多様な炭化水素に蒸留・分離
される際に得られる流出油分の1つで淡黄あるいは淡褐色をした液状の
炭化水素混合物です。
 沸点は約180~370℃、比重が0.84~0.9で、ガソリン分・灯油分に
続いて留出されます。
 つまり、軽油はガソリンを作るために原油が製油所で蒸留分離や
精製がなされる過程で副産物的に生成される一連の石油製品の
ことなんです。


【軽油の特長】

 軽油は特にディーゼルエンジンの燃料として広く一般に普及していて
国によっては軽油ではなく"ディーゼル"と呼ばれている場合もあります。
 ちなみに、最近はセルフ形式のガソリンスタンドでガソリンエンジンの
軽自動車に軽だから軽油なんだろうということで軽油を給油してしまう人が
いるようですがこれをやってしまうと車は動かなくなりJAFを呼ぶハメに
なるので気をつけましょう。


軽油とレギュラーの燃費差


【軽油のメリット】

 ディーゼルエンジンのディーゼル車は基本的に燃費が良く
ガソリンエンジンと比較するとその差は135%程度にまでなるとも
言われていますが、具体的にはどういうことかというと次のような
主な理由が挙げられます。

●燃料の発熱量
レギュラーよりも軽油の方が発熱量が高いので(油に含まれるパワーの量
みたいなもの)少ない燃料消費で同等の性能が発揮できる

●圧縮比
頑丈に作られていて燃焼室内の圧力をガソリンエンジンよりもはるかに
高くキープすることができるのでトルクが大きくなります

●リーン燃焼
ガソリンエンジンに比べて2~4倍という希薄さで燃焼が行えます。
これをリーン燃焼といいます。

●ポンピングロス
ガソリンエンジンは負荷の低い条件では燃焼室内が大気圧より低い
圧力になりがちで、密度の低い薄い空気なので空気を吸い集めるときに
大きな力が必要になってくる一方、ディーゼルエンジンはそもそも
構造が異なるのでポンピングロスというものが発生しません。

●低速域のトルク
低回転域のトルクが大きく余裕馬力が大きいという特徴があるので
燃費が良くなります。


【軽油のデメリット】

 ちなみに軽油(ディーゼル車)は良いところだらけの技術なのかというと
決してそういう訳ではなくデメリットももちろんあります。

●慣性質量
ディーゼルエンジンは燃焼室の圧力に耐えるために丈夫な部品を使うので
ガソリンエンジンに比べて重量が重くなりがちなので反応が遅れます。
例えば、停止状態から100km/hまでの加速を比較すると一般的には
ディーゼル車よりもガソリン車の方が優秀です。

●出力変化
出力を変化させるとき燃料噴射量を制御しますが、燃料を多く噴射すると
燃焼室内の空気との接触確率が低下してしまうので燃料を噴射しても
そのまま出力が向上するわけではありません。
出力向上のためには空気と燃料の十分な混合が必要で
ガソリンエンジンのような燃焼形態が必要になってきます。
しかし最近はコモンレールというこのデメリットを補う機能も開発されています。


軽油の価格


軽油価格

【軽油はほんとうに安い?】

 ところで軽油というとレギュラーガソリンに比べてかなり安く
手に入るということはドライバーの方だったら説明するまでもなく
ご存知かとは思います。
 例えば上記の画像の値段で100L給油したとすると

●レギュラー100L
147.8円×100L=14,780円
●軽油100L
127.8円×100L=12,780円

差額 : 2,000円

 と結構な差額になりますね。
 でも実は、石油情報センターによるとレギュラーと軽油の
価格はそれぞれ

2012年2月13日時点

●卸売平均
レギュラー : 70.9円
軽油 : 72.5円

	↓↓↓

●小売価格
レギュラー : 147.8円
軽油 : 127.8円

となっています。
 油の価格だけで見ると実は軽油はレギュラーよりも
高価なもの
だということがお分かりいただけると思います。


【なぜ軽油の卸売価格が安いのか?】

 では、なぜ軽油とレギュラーで卸売価格は軽油の方が高いのに
小売価格では圧倒的にレギュラーの方が高いんでしょうか?
 それには次のような特別な料金が含まれているからなんです。

●レギュラー
・消費税
・揮発油税
・地方揮発油税
合計 : 53.8円

●軽油
・消費税
・軽油引取税
合計 : 32.1円

 ガソリンというと一時期、期限付きの暫定税が切れる切れないで
問題になったことがありましたが今後ディーゼルエンジンが主流に
なってきたら政府が今度は軽油の税金が高く設定されてメリットが
薄れてしまう可能性もかなり高いでしょうね…。


まとめ


【結局のところ】

 最近はやりのディーゼルエンジンと軽油のことについてひと通り
説明させていただきましたが、どうでしたか?
 総合的に見ると今のところは

ディーゼルエンジン燃費とガソリンエンジン燃費の差=135%
レギュラーガソリン小売価格平均と軽油小売価格平均の差=115.6%

135%×115.6%=156%

くらいディーゼルエンジンの方がランニングコストがお得ということに
なるんでしょうかね?

ディーゼルエンジ

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