よく読まれている記事

車両系建設機械運転者(コンクリート打設用)の資格を取得する

コンクリートポンプ車の操作に必要な資格・免許って?

コンクリートポンプ車
 今回はコンクリートポンプ車の操作に必要な資格である
車両系建設機械運転者(コンクリート打設用)というものについて
説明していきたいと思います。
 基本的にコンクリートポンプ車の操作のみに関してはこれ1つで
良いのですが、最近は現場でコンクリート圧送基幹技能者や
コンクリート圧送施工技能士といったいろいろな資格が必要と
される場合も多いようなのでこちらも合わせて説明していきます。


コンクリートポンプ車とは?

【コンクリートポンプ車の概要】
コンクリートポンプ車の例  コンクリートポンプ車とは、建築現場においてコンクリート圧送に
使用される建設機械
のことで、コンクリート作業車と呼ばれたりもします。
 主にトラックミキサーによって輸送されたコンクリート(生コン)を
型枠までトラックに架装されたPTOポンプを用いて輸送するために
使われています。

【世界最大級のコンクリートポンプ車】
 最近はコンクリートポンプ車というと東日本大震災関係で
聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

 画像の世界最大級のコンクリートポンプ車は世界的にも高性能で
あることで知られるドイツのプッツマイスター社製のもので
 全長約15mのトレーラー型で車載アームを使って高さ約50mまで放水が
可能で、機体から約100mの離れた距離で遠隔操作
できます。
 生コンクリート圧送の場合は毎時約150m3という放出性能で
1986年にウクライナのチェルノブイリ原子力発電所で発生した事故の際も
同社製のコンクリートポンプ車が使われた実績があります。

世界最大級のコンクリートポンプ車
プッツマイスター社製コンクリートポンプ車

運転や操作に必要な免許・資格

【免許・資格区分の概要】
 日本において、コンクリートポンプ車を作業現場で操作する場合は
車両系建設機械運転者(コンクリート打設用)という資格が必要に
なります。
 車両系建設機械運転者(コンクリート打設用)は特別教育の1種類のみの
資格ですべてのコンクリートポンプ車の作業装置の操作などが行えます。

 しかし、最近はコンクリート圧送基幹技能者やコンクリート圧送施工技能士
といった国家資格や民間資格が作業現場によって自主的な規制として
設けられている場合もあります。

●すべてのコンクリートポンプ車

・作業に必要な免許や資格
車両系建設機械(コンクリート打設用)の作業装置の操作の業務に係る特別教育

・対象となる重機や建機
コンクリートポンプ車

・運転に必要な免許や資格
特殊自動車免許
(※公道を走行する場合はナンバープレートの取得と
自動車損害賠償責任保険の加入が必須となります。)

と、このように定められています。

受験・受講資格

【車両系建設機械運転者(コンクリート打設用)】
特別教育

満18歳以上

【コンクリート圧送基幹技能者】
民間資格認定制度

コンクリート圧送業務実務経験が10年以上
コンクリート圧送施工技能士1級の資格を所持
職長教育修了後の実務経験が3年以上

【コンクリート圧送施工技能士】
1級

実務経験7年以上
(※2級を所持している場合は2級取得から2年後以降)
2級

実務経験2年以上

【特殊自動車免許】
大型特殊

満18歳以上
視力(両眼0.7以上 片眼0.3以上 視野150°以上)
聴力(日常会話レベル)
小型特殊

満16歳以上
視力(両眼0.7以上 片眼0.3以上 視野150°以上)
聴力(日常会話レベル)

講習の内容


【車両系建設機械運転者(コンクリート打設用)(特別教育)】

特別教育は各事業所(企業等)や都道府県労働局長登録教習機関などで
行われていて、安全衛生特別教育規程で規定された履修時間は
12時間(以上)
とされています。

●学科講習科目

車両系建設機械(コンクリート打設用)の作業装置に関する知識(4時間)
車両系建設機械(コンクリート打設用)の作業装置の操作のために必要な一般的事項に関する知識(2時間)
関係法令(1時間)

●実技講習科目

車両系建設機械(コンクリート打設用)の作業装置の操作(4時間)
車両系建設機械(コンクリート打設用)の運転のための合図(1時間)


【大型特殊自動車免許】

 大型特殊免許を取得する方法は大きく分けると、"指定自動車教習所へ
通って技能卒業検定に合格する方法"と"運転免許試験場で技能試験を
直接受験する方法(一発試験)"があり、いずれにしても最終的には
運転免許試験場で行われる学科試験に合格する必要があります。

●取得までの流れ
1. 指定自動車教習所に入学(入校)
2. 適性検査(視力・聴力検査など)
3. 技能講習・学科講習
4. 技能卒業試験
5. 運転免許試験場での適性検査(視力検査など)・学科試験
6. 大型特殊免許証交付


【小型特殊自動車免許】

小型特殊免許を取得する方法は原動機付自転車(原付)免許と同じく
運転免許試験場(運転免許センター)で適性検査(視力検査など)
学科試験を受けて合格することで免許証が交付されます。
 なお、小型特殊自動車は普通自動車免許を所持している場合は
小型特殊自動車の免許を取ることなく運転が可能
です。

●取得までの流れ
1. 運転免許試験場での適性検査(視力検査など)・学科試験
2. 小型特殊免許証交付


免許の取得にかかる費用


コンクリート圧送基幹技能者 ※免許の取得にかかる費用はおおよそのものです。

【コンクリート圧送基幹技能者】

受講費用
試験のみ


4万5千円
1万5千円


【コンクリート圧送施工技能士】

学科試験
実技試験


3千円
1万6千円


【特殊自動車免許】

大型

8万~13万円(教習料金)
7千円(試験手数料など)
小型

4千円(試験手数料など)

関連記事

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)