コンクリートポンプ車の仕組みや構造

コンクリートポンプ車の構造とは?

コンクリートポンプ
 コンクリートを運搬するトラックといえばミキサー車が有名ですが
コンクリートといえばもう1つコンクリートポンプ車という特殊架装
トラックもあるのですが、こちらはあまり知られてないですよね。
 最大級のものは実に100m以上先までコンクリートを散布できるという
性能を持つコンクリートポンプ車ですが、今回はこの
コンクリートポンプ車について構造や仕組みをまとめてみました。
コンクリートポンプ車とは?

【コンクリートポンプ車の概要】
コンクリートポンプ車  コンクリートポンプ車は、建築現場などでコンクリートの圧送に
使用される建設機械のことで、コンクリート作業車とも呼ばれます。
 トラックミキサによって輸送された生コン(液状のコンクリート)を
型枠までトラックに架装されたブームとポンプによって輸送する
用途で使用されます。

 最近ですと福島原発に世界最大コンクリート・ポンプ車が空輸された
というニュースは大きく報道されていたので知っている人も多いかも
しれませんね。

【主な用途や目的など】
 生コンと呼ばれる前の固まる前のコンクリートは液状とはいえ
水銀のようにとても重く、手で運ぼうとすると苦労が多い上に
一歩間違うと重大な事故にもつながりかねません。
 クレーンなどで吊り上げるという方法もありますが、クレーンを
操作するために免許が必要になりますしそれでも少量ずつしか
運ぶことができません。

 上記のような問題を全て解決するのがコンクリートポンプ車で
ミキサー車の後部からポンプ車に搭載されたポンプへと吸い込まれ
これが押し出されることで運搬が完了するというわけです。

【ちなみに】
 コンクリートポンプ車(コンクリートポンプ工法)は、今から100年前の
1907年にドイツで開発された技術で、日本にはそれから60年間経った
1965年ごろに伝わり建設現場には欠かせない新工法として急速に普及
しました。

 ちなみにインターネットの画像を探しまわっていたら当時のものと
思われるカタログと画像
を発見したので一応こちらにも掲載して
おきます。

コンクリートポンプ

コンクリートポンプ車の種類

【ブーム車】
ブーム車  ブーム車は輸送管のついた折りたたみ式のブームを架装したタイプの
コンクリートポンプ車のことで、ブームの最大作業高さはおおよそ

2t車 3t車 8t車 22t車 25t車
: : : : :
11m 14~17m 16~18m 33m 36m

程度になるようです。
 折りたたみ式4段ブームが主流で、ブームのおかげで高所など輸送が
難しい場所への圧送が簡単
なものになっています。
 しかし、その分車両の安定を保つために張り出すアウトリガーも
大きく取らなければならないので広い作業スペースが必要となる
というデメリットもあります。

【配管車】
 配管車はブームを持たないポンプから直接配管を敷設して生コンを
圧送するタイプのコンクリートポンプ車のことで、アウトリガーは
不要なので設置に場所を取らないほか車高が低いので高さ制限が
ある場所への進入が可能
であるというメリットがあり、ブーム車が
主流との現在でも稀に稼働しているのを見かけることができます。
 特に都会の超高層建築物や山奥の砂防ダム、鉄塔基礎などの現場で
超高圧仕様の配管車が使われています。

コンクリートポンプ車の製造メーカー

【いろいろな製造メーカー】
 ポンプ車は、基本的に自動車メーカーが製造したトラックの
シャーシ(骨組み)に架装業者と呼ばれる車両の後部を専門に作っている
業者がポンプ装置の部分を装着(架装)する形で製作されている…
という点はコンクリートミキサー車と同じで日本では次のような
架装メーカーによって製作されています。

  • 岩田商会
  • IHI建機
  • 極東開発工業
  • 日工ダイヤクリート
  • プツマイスタージャパン
  • シンテック
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