タイヤの発達と歴史
中国四千年、タイヤ五千年

現在の物流になくてはならないトラックですが、そのトラックを
支えているタイヤについてはあまり詳しくは知られてないですよね。
車を支えているだけでなく廃タイヤはF1のクッションとして防壁や
遊具などにも使われるタイヤの歴史について調べてみました。
支えているタイヤについてはあまり詳しくは知られてないですよね。
車を支えているだけでなく廃タイヤはF1のクッションとして防壁や
遊具などにも使われるタイヤの歴史について調べてみました。
現代のタイヤ
【タイヤとは】

自動車、自転車、航空機…などなど世界中のあらゆる輸送機器に
使用されていることでおなじみですね。
ちなみに現代のタイヤの内部的な構造については前に説明
したことがあるので詳しくはこちらをご覧ください。
●タイヤでよく見る記号PR(プライ)とは?
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-261.html
●チューブレス・チューブ・偏平etc…タイヤ構造の違い
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-257.html
●トラック用タイヤのラジアルとバイアスの違いとは?
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
【現代の最新タイヤ】

トレッドパターンが異なる非対称形状・パターンが採用されているものが
多く、IN側とOUT側の磨耗割合が異なるという点を考慮することで
よりグリップ性能を高めた製品が多いみたいです。
普段はほとんど気にせずに使っているタイヤですが、業界では今でも
日々技術の進歩が続いているのでぜひ一度調べてみてください。
タイヤの歴史
【紀元前3000年以上前】

ことで、これは現在では「ころ」と呼ばれるものです。
世界的にも有名な古代建造物、ピラミッドを建築する際にも
使われていたと言われているので実際に見たことがある人も
かなり多いのではないでしょうか?
この「ころ」は現在のタイヤの形とは大きくかけ離れていますが
人類の歴史において車輪が用いられた初めてのケースでした。
【紀元前3000年ごろ】

付けるということを考えだしたのは、紀元前3000年前のチグリス
ユーフラテス河口域(現在のイラク)に住んでいたシュメール人でした。
車輪といっても木の板をつぎ合せて、ちょうど酒樽のふたのように
なっているものに軸をつけただけのものだったのですが、それでも
この車輪の登場によって輸送能力は飛躍的に向上しました。
【紀元前0年ごろ】

いたのですが、ローマ時代になってからライン川流域のケルト人によって
その車輪の外周に鉄の輪をはめるという手法が編み出され、タイヤは
鉄製のものへとシフトして行きました。
【1800年ごろ】

タイヤにゴムが使われはじめたのは1867年のことで実に今から
100年少し前というつい最近の話になります。
しかもこの頃のタイヤは鉄の輪の代わりにゴムの輪を車輪に
取り付けただけのもので、最高速度は30㎞/hで走るとすぐに熱で
ゴムが焼けて煙が出るような代物だったとか。
その後、空気入りタイヤを初めて実用化したのはJ.B.ダンロップで
これは1888年に息子の自転車用として考案したものだったそうです。
また、空気入りタイヤを自動車に初めて使用したのは、フランスの
ミシュランで自動車の耐久レースに使って当時驚異的なスピードを
叩きだしたことで一気に普及しました。
【1900年ごろ】

部分が求められるようになってきて、いろいろな技術的改善が図られる
ようになりました。
カーボンブラック、すだれ織りコード、ラジアルタイヤといった技術も
この年代に発明されたのものです。
【現在】

タイヤそのものの性能に頼らなくてもブレーキ性能や速度の最適化
などが行われるようになりました。
また、車輪を一切必要としないリニアモーターカーも実現に向けて
着々と準備が進められていて、東京名古屋間も実に1時間30分で往復
できるようになる時代が近づいています。
(※とはいえ、F1などを見てもわかる通り、自動車におけるタイヤの
パーツとしての重要性が下がってきているというわけではありません)
そのうちタイヤに電子回路が組み込まれる日もそう遠くないかも
しれませんね。