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トラックの燃料サーチャージって?

燃料サーチャージって何?

燃料サーチャージ
 飛行機に乗る際には、今や避けては通れない燃料サーチャージ。
サーチャージのことを知らずに航空券を買ってしまい追加料金が
発生してから「高い!」と不満を感じた人も結構いるのでは?

 そんな燃料サーチャージは物流業界でも採用されている身近な
システムで運送事業者をサポートしますが、航空業界と違って
あまり普及していないのが現実です。
 今回はそんな燃油サーチャージについて一体何なのか
どんな仕組みになっているのか
を簡単にまとめてみました。


燃料サーチャージとは

【航空会社のサーチャージの仕組み】
灯油  燃料サーチャージとは、簡単に言うと飛行機の燃料代を旅行者の側で
負担する制度のことで、この価格は航空券とは別料金での加算になります。

 例えば韓国行きの格安チケットは1万円もすれば手に入りますが
ここにさらに燃油サーチャージという名目で6千円程度が後から加算され
実質的な支出は片道でおおよそ2万円程度になる、といった具合です。
 しかもこれは遠くに行けば行くほど加算額が大きくなり、欧州とも
なるとその額は2万円以上するのがもはや当たり前になりました。

【トラック運送業者のサーチャージの仕組み】
 この燃料サーチャージというシステムですが、実は日本の
運送業界でもすでに2001年から取り入れられていて、軽油価格の
高騰があっても事業者が適正運賃を収受できるようになるはず
でした。

 しかし、現実にはトラック運送業者の間で燃料サーチャージという
ものはほとんど普及しておらず事業者たちは下がり続ける運賃に対して
苦慮している状況が続いています。
 これは一体なぜなのでしょうか?

燃料サーチャージが普及しない理由

【国土交通省のイメージ】
荷主と事業者  トラック運送業における燃料サーチャージは軽油価格高騰に対処
するためにトラック運送業に対して国土交通省が取りまとめたもの
なのですが、10年たった今でもほとんど普及していない理由については
この燃料サーチャージは荷主が負担しなければならないという点にあり
荷主としては「そんなもの払うくらいなら別の業者に頼むので結構」
となってしまうので使われてないのが実情です。

 これはまずいと思ったのか、後から国土交通省がいろいろな
ガイドラインなどを設定したりしたものの、すでに後の祭りで
その存在すら知らなかったという事業者すらいるようです。

【燃料サーチャージの話を持ちだすとどうなる?】
 実際、困窮したトラック事業者が荷主に対して燃料サーチャージの
導入を求めると「仕事を減らされた」「その分運賃を下げられた」
といった事例も相次いでいて規制緩和で運賃の熾烈な過当競争が
繰り広げられている日本の物流業界においては機能していない
といえるでしょう。

 とはいえ、荷主の側からしても事業者側からそういった打診がないと
「この運送事業者は余裕がある」といった風に勘違いされてしまう場合が
あったりとお互いの認識の相違がさらに拍車をかける要因となっています。

燃油サーチャージを収受するには

【改善の見込みなど】
荷主と事業者2  ではこの使えない制度の下でどのようにすれば事業者が適正な運賃を
受け取ることができるのでしょうか?

 現状では従来の運賃を勝手に減額したり仕事を干したりといった
報復措置的な荷主の行為は禁止されておらず(正確には禁止されては
いるものの因果関係を証明できない)ので荷主の裁量次第となって
いるのが現実です。

 このような状況を打開するためには、まず国土交通省によって
公正な取引が行われるようなの定義付けがされない限り難しいと
されていて、今の時点ではディーゼル燃料に加算されている軽油引取税を
撤廃することを求めた方がまだ現実的のよう見方が強いようです。
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