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不正改造されたトラックに対する罰則について

不正改造トラックに対する罰則って?

不正改造?
 ドライバーにとってトラックはやはり愛着のあるもので、やはり
多少のカスタマイズはしたくなってしまうものですよね。
 ちょっとしたステッカーからハデなものだとデコトラまでその方法も
いろいろとありますが、とはいえ法律上である程度決まりごとも
あるので、今回は不正改造トラックに対する罰則についてまとめて
みました。


不正な改造を行なっているとどうなる?

【不正改造に対する処罰など】
違法改造の啓発ポスター  もしトラックを不正に改造している場合、行政処分の基準は
次のように決められていて処分日射数は違反車両に比例して加重
されるという厳しいものとなっています。

初回違反 最違反 累違反
: : :
20日×違反車両数 60日×違反車両数 120日×違反車両数

 また、不正改造に関する関係法令には次のようなものがあります。

●点検整備の義務
自動車の仕様車は、自動車を保安基準に適合するように維持しなくてはならず
そのためにも日常点検整備、定期点検整備、その他の使用状況・車種に応じた
点検整備の実施が必要です。
(※道路運送車両法第47条/第47条の2/第48条)
(※貨物自動車運送事業輸送安全規則第13条)

●不正改造などの禁止
何人も、保安基準に適合しなくなるような自動車の改造、装置の取り付け
取り外しなど(不正改造行為)を行なってはいけません。
これに違反した場合は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられます。
(※道路運送車両法第99条の2/第108条)

●不正改造車に対する整備命令
地方運輸局長は、不正改造車の使用者に対して、保安基準に適合させるために
必要な整備を行うことを命ずることができます。
整備命令を発令された使用者は、15日以内に必要な整備を行なって当該自動車を
地方運輸局長に提示しなければなりません。
整備命令違反および現車提示違反については50万円以下の罰金が課せられます。
(※道路運送車両法第54条の2/第109条)

●整備不良車両の運転禁止
道路交通法においても、保安基準に適合しないため交通の危険を生じさせ
または他人に迷惑をおよぼすおそれのある車両(整備不良車両)の運転を禁止しています。
これに違反して運転させ、または運転したものは3ヶ月以下の懲役または
5万円以下の罰金が課せられます。
(※道路交通法第62条/第119条)

【そもそもなぜバレてしまうのか?】
動画サイトの様子  とはいえ、そもそもなぜ違反していることがバレてしまうのかと
言うと現行で捕まる以外にも最近は一般人からの通報というのも
増えてきています。

 これはどういうことかというと、ドライブレコーダーなどを搭載した
一般車がトラックの不正改造やマナー違反などを撮影して通報を行う
というケースが多いようで改造は整備不良はもちろん、速度超過なども
相対的に算出して違反がバレてしまうという寸法です。

 とはいえ、最も恐ろしいのは通報されることや処分を受けること
ではなくインターネット上に動画がアップロードされてしまうことです。
 ひとたびインターネット上にアップされてた動画は何度削除しても
際限なく復活するので、最悪の場合は改造の問題が解決したとしても
事業所のマイナスイメージがかなり長期間にわたって定着してしまう
それが荷主に対しても伝わってしまう可能性が高いという大きな
デメリットがあります。

【ということで…】
 改造を行う場合は、運転マナーなどはもちろんのこと法律の範囲内で
行わないと後で思わぬ痛手を負うことになるかもしれないというのが
お分かりいただけたかと思います。

不正改造のパーツ別チェックポイント

【保安基準箇所の確認】
 では、具体的にどのような点に気をつけて運行すれば良いのか
保安基準の不適合になりやすい箇所を簡単に一覧にまとめてみたので
チェックポイントとして確認してみてください。

●キャブのガラス
・指定以外のステッカー貼付は不可
・装飾板の装着や着色は不可
・可視光線透過率は70%未満のフィルタは不可

●バックミラー
・鋭利な突起がないか
・接触時に衝撃を緩衝できる構造か

●警音器
・音が自動的に断続するものは不可
・音の大きさや音色が自動的に変化するものは不可
・運転席で簡単にスイッチできるものも不可

●前部霧灯
・白色または淡黄色であるか
・同時に3個以上点灯するものは不可

●回転灯
・赤色の回転灯は取付け不可(緊急自動車以外)
・黄色の回転灯は取付け不可(道路維持作業用自動車以外)

●ディーゼル車の原動機
・黒煙汚染度は基準を満たしているか

●タイヤ
・回転部分が突出していないか
・他の交通の安全を妨げるおそれがないか

●巻き込み防止装置
・巻き込み防止装置を備えているか

●突入防止装置
・後面に突入防止装置を備えているか

●ダンプ(土砂などの運搬)
・土砂などを運搬するダンプ車にさし枠の取付けがないか
・荷台の一部を高くするなどの改造がないか

●不正な二次架装
・新規検査受検後に燃料タンク容量を変更していないか

●速度抑制装置
・90km/hを超えて走行しない構造になっているか
・燃料の供給を調整し速度制御も円滑に行えるか
・速度抑制装置を装着しているか
・また、そのことを示す黄色のステッカーが貼付されているか

●排気管の開口方向
・排気管は左向きまたは右向きに開口していないか

ちなみに

【不正改造車排除運動の実施】
不正改造車排除運動  ちなみに全国トラック協会では平成24年6月1日から6月30日までの
1か月間を「不正改造車排除強化月間」として重点的に運動を行なって
いて、上記のような注意点のほかにPM除去装置の稼働状況や
不正軽油を使っているかどうか
などもチェックしているようなので
心に覚えのある方は早めに対応することをおすすめしますよ。
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