重機・建機の安全衛生教育の種類一覧

安全衛生教育とは?

労働安全衛生教育
 重機や建機に必要な資格や免許についてはこれまでにも説明して
きましたが、それとは別に労働安全衛生教育といったものも
ありますよね。
 ということで労働安全衛生教育とは何なのか?といったことや
建設機械の世界ではどのような労働安全衛生教育があるのかを
まとめてみました。
安全衛生教育とは

【安全衛生教育について】
安全衛生教育?  安全衛生教育とは、特定の職業に就くに当たって知識や経験不足に
よる事故を防ぐために行う安全と衛生に関する社員教育のことです。
 これは事業者は新しく労働者を雇い入れた時や作業の内容を変更
した時には必ず安全衛生教育を行わなければならないとされていて
労働安全衛生法でも定められています。

【罰則など】
 ちなみに、この安全衛生教育を怠った場合には(労働安全衛生法に
違反した場合)、6ヶ月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金
課せられる可能性がありますが、それよりも安全衛生教育を行わない
ことで現場で事故などの人災が起こりやすくなるので、事業者は必ず
行うようにしましょう。

【安全衛生教育の種類】
 労働安全衛生法で定められた安全衛生教育の種類は全部で4つあって
それぞれ

●雇入れ時の安全衛生教育
事業者が新しく労働者を雇い入れたときには、その労働者に対して
業務に関する安全や衛生のための教育を行なわなければならない。

●作業内容変更時の安全衛生教育
労働者の作業内容を変更したときについても同様。

●危険有害業務の特別安全衛生教育
厚生労働省令で定める危険で有害な業務に労働者を就かせるときには
事業者はその業務について安全や衛生ための特別の教育を
行なわなければならない。

●職長安全衛生教育
労働安全衛生法で定められた業種に労働者が就くときには
その新たに業務に就くこととなった職長やその他の作業中の労働者を
直接指導または監督する者(作業主任者を除く)に対して安全や衛生の
ための教育を行なわなければならない。

となっています。
 また、安全衛生教育の内容は

  1. 機械等、原材料等の危険性または有害性およびこれらの取扱い方法に関すること。
  2. 安全装置、有害物抑制装置または保護具の性能およびこれらの取扱い方法に関すること。
  3. 作業手順に関すること。
  4. 作業開始時の点検に関すること。
  5. 当該業務に関して発生するおそれのある疾病の原因および予防に関すること。
  6. 整理、整頓および清潔の保持に関すること。
  7. 事故時等における応急措置および退避に関すること。
  8. 前各号に掲げるもののほか、当該業務に関する安全または衛生のために必要な事項。

となっています。

安全衛生教育の一覧(建設機械のもの)

【職長安全衛生教育】
 監督業務、作業者の適正配置、作業手順、異常・緊急時の処置など
現場の監督者が習得すべき事項を講習するものです。
 その職務に初めて就くときに受講するもので、その後もおおよそ
5年ごとに能力向上教育に準じた教育 (再教育)を行うことが
求められています。

【振動工具取扱作業者安全衛生教育】
運転・操作の対象となる機械

●さく岩機
●チッピングハンマー
●リベッテングハンマー
●コーキングハンマー
●ハンドハンマー
●ベビーハンマー
●コンクリートブレーカー
●スケーリングハンマー
(※などのピストンによる打撃機構を有する工具)

●概要
チェーンソー以外の振動工具取扱作業者に対して安全衛生教育を
実施して振動障害の防止のために必要な知識を付与します。

●受講資格
満18歳以上

●履修時間
4時間(以上)

●講習科目
振動工具に関する知識
振動障害及びその予防に関する知識
関係法令など

【刈払機取扱作業者安全衛生教育】
運転・操作の対象となる機械

●刈払機

●概要
刈払機作業の安全を確保して刈払機取扱作業者に対する振動障害を
防止することです。
これを修了していない場合は、国や地方公共団体などが発注する
道路維持委託業務、河川維持委託業務等の刈払い作業を行うことは
できません。

●受講資格
満18歳以上

●履修時間
6時間(以上)

●講習科目
刈払機に関する知識
刈払機を使用する作業に関する知識
刈払機の点検及び整備に関する知識
振動障害及びその予防に関する知識
関係法令

刈払機の作業など(実技)

【安全衛生責任者教育】
 安全衛生責任者は、日本の特定元方事業者(建設業・造船業)の
現場において事業主の代理として現場の安全を担うもので
通常は下請負業者の職長(建設業法上の主任技術者)が担当します。

【特定自主検査者能力向上教育】
運転・操作の対象となる機械

●フォークリフト
●不整地運搬車
●整地・運搬・積込み用、掘削用及び解体用機械
●基礎工事用機械
●コンクリート打設用機械
●高所作業車

 特定自主検査者の検査業務に従事して5年以上経過した人を対象に
5年ごとに最新の技術や知識を付与することを目的としたもので
厚生労働省安全衛生教育推進要綱に基づいた能力向上教育を実施
します。
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