アルミバン、ウイング、幌…それぞれの荷台の違いって?

アルミバンと幌とウイングの違いとは?

ウイング幌
 トラックといえば平ボディのほかにもいろいろな架装形態(荷台の
種類)があるということは前にも説明したことがありますが架装の中には
似たような種類のものも多くて、それぞれのメリットやデメリットが
いまいち良くわからない場合もありますよね。
 ということで今回は、そんな架装形態の一種であるウイングと幌と
アルミバンの違い
についてまとめてみました。

トラックの架装について

【いろいろな架装形態】
アイスクリームカー  幌、ウイング、アルミバンそれぞれの違いについて説明する前に
「架装って何なんだ?」と思っている方もいるかもしれませんね。
 トラックの架装というのは後ろの荷台部分のことで、普通の
トラック以外にもダンプやタンクローリーといったものまでその
種類は1000種類を超えるとまでいわれています。

 トラックの架装についての詳しいことは、以前にまとめた
こちらをご覧ください。

●各種トラックの形状について
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

●まだまだあるトラックの形状一覧
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-174.html

幌、ウイング、アルミバンそれぞれの特徴

【幌とは?】
幌トラック  トラック用の幌は平ボディタイプのトラックの荷台部分に搭載して
積荷を風雨や直射日光から保護するために使用するもので街中などでも
比較的見かける機会が多いトラックの一種です。

 その構造は荷台に幌骨と呼ばれる金属製の枠組を取り付けて
その上から幌と呼ばれるシートを
かぶせて固定するだけで完成という
とてもシンプルなもの。
 幌の素材は綿やポリエステル製の帆布が使われていて、基本的には
荷室の後面のみが開閉タイプが多いですが側面もカーテン状に開閉
できるものやアコーディオン(蛇腹)式に折りたためるものなどもあって
バリエーションに富んでいる点や着脱しやすく後付けも簡単といった点が
特徴として挙げられます。

 幌を用いたトラックは車体工法が未熟であったトラック成長期では
そのお手軽さから広く普及していましたが、最近ではアルミバンや
ウィングボディの台頭によってすっかり少数派となってしまっていますが
幌タイプの軽トラックはまだまだ利用している人が多い。

●メリット
幌自体の価格がとても安い
着脱が自分で簡単に行える
幌自体が軽いので積載量が多く取れる

●デメリット
風雨が完全に防げるわけではない
耐久性が低く降雪などに弱い

【アルミバンとは?】
アルミバン  アルミバン型のトラックは幌と同じく積荷を風雨や直射日光から
保護するためのもので、運搬業、宅配業、引越業などでメインで
使われているほか使い方次第では温度管理が可能であったり生鮮食品も
取り扱うことができたりと汎用性が高く、幌に比べてかなり広い分野で
用いられている。

 また、アルミバン(ドライバンと呼ばれることもある。)に
温度管理機能が付けられたものは冷蔵・冷凍車、保冷車などと
呼ばれています。
 引越しなどで使われる機会が多いのでほとんどの人が街で見かけた
経験があるのではないかと思われます。

 ドアや荷箱内部の仕様は使い道によって様々な種類のものがありますが
外側の板がアルミで内側の板にベニヤが用いられるのが一般的です。
 金属製で密閉性が高いので風雨はほぼ完全に防ぐことができるほか
降雪や雹などにも強いといった利点があります。

 荷主の積荷を守るという点では幌よりも性能が大幅に改善されていて
現在では幌に取って代わってトラック界での高いシェアを誇ります。

●メリット
風雨などの外気の影響をほぼ受けない
汎用性が高く様々な業務で使うことができる

●デメリット
荷台をアルミの箱で覆うので購入価格が高い
特殊な架装を必要とするので簡単に着脱できない
重い分積荷の積載量が減ってしまう

【ウイングボディとは?】
ウイングボディ  ウイングボディ型のトラックはアルミバンの側面が大きく開いて
トラックの横から荷物を載せることができるようになっているタイプの
架装形態で、側板を跳ね上げた状態が鳥が翼を広げた状態を連想するので
ウイングボディと呼ばれています。

 もともとアルミバンタイプは荷台の後ろに扉がありますが奥まで
ぎっしり積み込まなければ効率が悪いという欠点があったので
側面がすべて開くウイングボディが作られたことでフォークリフトを
用いてパレットに載せた荷物を隙間なく積むことが可能となるなど
作業効率が大幅に向上しました。

 ちなみに保冷車や冷凍車のウイングボディ(冷気が逃げないように
気密性は向上されている)や、幌ウイングなどといった変わり種な種類の
トラックもたまに見かけることがあります。

●メリット
風雨などの外気の影響をほぼ受けない
荷下ろしや積み込みといった作業が簡単
側面が全開になるので大きなものでも積載可能
スペースを無駄にせずくまなく積み込める

●デメリット
アルミバンにさらに特殊な機構を備えるので価格が高い
特殊な架装なので簡単には着脱できない
アルミバンよりもさらに重いので積載量が減ってしまう

まとめ

【それぞれのメリット・デメリット】
トラック  ということで、このようなことからまとめてみると

●値段
幌(安い)<<<アルミバン<<<ウイングボディ(高い)

●密閉性
幌(低い)<<<ウイングボディ<<<アルミバン(高い)

●作業効率
幌(悪い)<<<アルミバン<<<ウイングボディ(良い)

●積載量
ウイングボディ(少ない)<<<アルミバン<<<幌(多い)

といった特徴がそれぞれにあることがわかります。
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