自動車・トラック燃費の10・15モードとは一体何?

JC08モード、10・15モード…この燃費の表示方法はどういう意味なの?

燃料計
 トラックに限らず、軽トラックも普通車も自動車の燃費には2種類の
表記の仕方があるようでそれぞれJC08モードと10・15モードといった
表示になっていますが、どういう意味があるのかということについては
良くわからないという人がほとんどだと思います。
 ということで今回は、なんで1台の車に対して2つの燃費があるんだ?
1015モードとは一体なんなんだ?ということについてまとめてみました。
自動車の燃費について

【燃費の測定方法とは】
TNP  いわゆる燃費とは、燃料消費率の略のことでガソリンや軽油といった
燃料でどのくらい走るのか(おおよその場合は1リットルあたりの距離)を
示す1つの指標です、これはまあ当たり前のことですね。

 そんな燃費ですが、実は「定地走行燃費」と「モード走行燃費」
という2つの計測方法があって、10・15モードは後者の「モード走行燃費」
という方の計測方法になります。

【定地走行燃費とは】
 定地走行燃費とは、平地を一定速度で走行した場合の燃費のことで
加速や減速などによる燃料消費のムラが発生しないなど自動車の走行に
理想的な条件での実験が行われるので実際には得られないような良い
燃費が計測できます。
 その車の限界ギリギリとも言うべき燃費を測定するので実際の
燃費とかけ離れている場合がほとんどで現在日本では使われていません。

【10・15モード走行燃費とは】
 そのようなこともあって、より実際の道路走行時の燃費に近いような
計測方法として生み出されたのが10・15モード走行燃費というわけです。
 10・15モードは、市街地が想定された10項目の走行パターンを想定した
「10モード燃費」と郊外が想定された15項目の走行パターンを加えたもの
なので「10・15モード燃費」という聞きなれない名前で呼ばれることと
なっています。

10・15モード燃費の測定方法

【測定条件】
TNP2  10・15モードは国土交通省認可時の測定条件として

●3,000kmの慣らし走行後の車両
●完全暖機状態 60km/h 15分暖機後モード測定
●走行抵抗設定車両(空車)状態+110kg(2名分)
●搭載電気機器OFF状態
●エアコンOFF状態

といった条件に加えて次のような10種類+15種類の測定方法で燃費が
計測されていて、10モードでの測定3回と15モードでの測定1回の結果
から計算されていて、この燃費のことをカタログ燃費とも言うようです。
 何10kmも走って計算するのかとおもいきや、意外とあっさりした
実験で済ませていることに少しびっくりですね。

 ちなみに、燃費の計算はどのくらい燃料が減ったかから算出している
わけではなく、排気ガスの成分を測定してどのくらい排出されていたか
によって燃費を算出するらしいですよ。
(※wikipediaより)

【10モード燃費測定】
  1. アイドリング状態(20秒)
  2. 20km/hまで加速する(7秒)
  3. 20km/hをキープして走行(15秒)
  4. 20km/hから減速して停止(7秒)
  5. アイドリング状態(16秒)
  6. 40km/hまで加速する(14秒)
  7. 40km/hをキープして走行(15秒)
  8. 40km/hから20km/hまで減速(10秒)
  9. 20km/hから40km/hまで加速(12秒)
  10. 40km/hから減速して停止(17秒)

【15モード燃費測定】
  1. アイドリング状態(65秒)
  2. 50km/hまで加速する(18秒)
  3. 50km/hをキープして走行(12秒)
  4. 40km/hに減速して走行(4秒)
  5. アクセルをオフにした状態(4秒)
  6. 40km/hから60km/hまで加速(16秒)
  7. 60km/hをキープして走行(10秒)
  8. 60km/hから70km/hまで加速(11秒)
  9. 70km/hをキープして走行(10秒)
  10. 70km/hから50km/hまで減速(10秒)
  11. 50km/hをキープして走行(4秒)
  12. 50km/hから70km/hまで加速(22秒)
  13. 70km/hをキープして走行(5秒)
  14. 70km/hから減速して停止(30秒)
  15. アイドリング状態(10秒)

なぜ10・15とJC08の2つの表記があるのか

【実際のところは…】
国土交通省  とはいえ、10・15モードでの測定を持ってしても実際の走行時の
完全に一致というわけには行かず依然として燃費に差が生じてしまう
ということも否めませんでした。

 そのような背景から、より実際の走行に見合ったような条件で実験を
行う新たなJC08モードというものが国土交通省によって新たに表示が
義務付けられるようになったというわけです。
 とはいえ、JC08モードというものが取り入れられ始めたのは
ここ5年ほどの出来事なので、取りあえずまだ10・15モードでの
燃費も表示されつつ義務付けられているJC08モードでの表示も
されているというわけで2つの表記が混在しているわけなんです。

【豆知識】
 ちなみに、これまで日本が作ってきた車の中で最も燃費が優れて
いるのは自動車だとトヨタのアクアで40km/h、オートバイだと
ホンダのカブでなんと180km/hという驚異的な燃費性能を持っていて
(両方ともカタログ燃費ですが)、これはどちらも今でも世界一の記録
となっています。

トヨタのアクア ホンダのカブ
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