本当にエコなエコカーはどれ?エコカーの比較

結局どんな車が最もエコなのか

大阪
 ハイブリッドカー、EV、CNG、クリーンディーゼルと、あらゆるエコ
カーが台頭し始めた昨今ですが、それぞれ違った特性を持っているし
全てひとくくりにしてエコカーと呼ぶのもどうなのかと思います。
 本当にエコなのはどの方式なのでしょうか。
 ということで今回はエコカーそれぞれの特性をまとめて比較してみます。
 買い替えの際の参考になればと思います。
エコカーそれぞれの特性

【ハイブリッドカー】
ハイブリッドカー  現在最もメジャーなのがこのハイブリッドカーになるのではないでしょ
うか。

 ハイブリッドカーの仕組みはご存知かもしれませんが、従来のエンジン
動力と電力で動くモーターの動力の2つの動力源で動く自動車です。
 厳密に言えば、異なる複数の動力源を持っている自動車ならばハイブリ
ッドカーと呼ばれます。

 ハイブリッドカーの歴史は意外と古く、初めてハイブリッドカーが歴史
に登場したのは1896年のことです。

 ハイブリッドカーの最大の利点はエンジン動力が苦手とする低速域での
運転効率を補える点
がではないでしょうか。
 エンジンの出力は高負荷運転時を考慮して設定されているため低負荷
運転での効率が悪くなるという特性を、起動時に最大のトルクを発揮する
電気モーターがカバーできるというわけです。

 これによりガソリンの消費を少なくして、高負荷運転でのパワーも保つ
ことができます。

 ただし、エコだと思われているハイブリッドカーですが、実は製造時に
はかなりの資源を消費し、大量のCO2を排出します。
 原因としてはシステムが複雑化することによって部品の点数がふえるこ
とと、バッテリーの生産とリサイクルのサイクルで発生する環境コストが
非常に高くなるためです。
 リサイクルするのに長い距離を運搬することにもなるそうで、大きく見
るとハイブリッドカー使用により削減したCO2よりもはるかに多くのCO2を
排出する可能性があると指摘されています。

【電気自動車】
EV  EVとも呼ばれます。
 こちらも最近注目されている自動車です。

 電気自動車は完全に電力モーターのみを動力として使用する自動車
です。
 CO2の排出は限りなく少なく、アイドリングという概念自体が存在
しないので無駄なエネルギー消費もありません。

 また、移動式の電池としての利用も考えられており、災害時などの
非常電源として使用することも想定されています。

 しかし、先ほどもハイブリッドカーで触れましたが、生産する過程
での環境コストが高くなるので、必ずしも環境に良いものかと言われ
ると疑問符が残ります。

 加えてEVに関して言えば航続距離の短さも課題となっており、また
充電時間が必要なこと、電力スタンドがまだ少ない
といった点もある
ため、現状としては限定的な用途での使用しかできないです。

 価格が非常に高いという点も無視できない点となっています。

【CNG(天然ガス)自動車】
CNG  ハイブリッドやEVに比べれば注目度は高く無いですが、商用車の分
野では注目度の高い方式です。
 路線バスや配送車で多く使用されています。

 ディーゼル車と比較すると二酸化炭素のみならず、窒素酸化物を低
減するばかりでなく、硫黄酸化物や黒煙にいたってはゼロ。
 従来のトラックやバスに持たれているイメージを完全に払拭する動
力として広まりつつあります。

 しかしながら、やっぱり弱点がありまして、燃料である天然ガスが
気体であるため貯蔵性や運搬性に何があるということ、ガススタンド
の拡大と車両本体の導入コストの高さが課題となっています。
 また、近年クリーン化が進んでいるディーゼルエンジンがCNGと遜色
無いレベルの環境対応を達成した場合にはCNGの位置づけが特殊な車
両となってしまい、投資に見合わないものとなる
という懸念もありま
す。

【クリーンディーゼル】
クリーンディーゼル  従来のディーゼル車は黒煙を大量に吐いて走る、文字通り煙たい車
として認識されていましたが、近年の環境に関する法改正などで、こ
の印象を払拭する、クリーンなディーゼルエンジンが開発されてきて
います。

 誤解されがちですが、ディーゼルエンジンはもともと熱効率が高い
エンジンで、燃費もガソリンエンジンと比べると2-3割良いです。
 問題になっていたのはNOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出
が多くなるという点でした。
 この問題点が解決されつつあり、商用車のみならず、乗用車でも
クリーンディーゼルを採用したものが出始めてきています。

 弱点がないと思われるクリーンディーゼルですが、問題もやはり
あります。
 もともと欧州ではディーゼル車が主流で、クリーンディーゼルも
早くから導入しているのですが、複雑化しているクリーンディーゼ
ルの構造に対応できる整備士の不足が問題となっているそうです。

結局はどれがいいのか

【それぞれの価値観】
工場  それぞれ一長一短といった感じのエコカーですが、どのようにして
選べばいいかは個々人の判断になってくるのではないかと思います。

 正直な話をすれば、そんなにきにしなくてもと思います。

 そもそも環境問題なんて答えが出るようなものではありません。
 それぞれが意識して行動することによって、10年後、20年後、ひい
ては100年後に結果として現れるのではないでしょうか。

 いずれにせよ現在道路を走っている自動車は高度成長期のものと比
べればはるかに環境負荷が低い自動車です。

 数十年後には同じように「あの頃の車の排ガスはヤバかったな。」
なんて言われているかもしれませんね。
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