【薬物使用チェック】管理者が注意するべきポイントとは?

自社のドライバーが薬物使用で逮捕、果たしてどうなる…?

ケミカルX
 最近、世間でも取り沙汰されることの多いドライバーの飲酒運転。
 運輸業界ではいち早くアルコールチェッカーの導入が義務化されるなど
早い対応をしてきましたが、覚せい剤や大麻など薬物使用のチェックに
対しては、おそらくほとんどの事業所が行なっていないものと思います。

 ということで今回はトラック業界と麻薬についてです。
 実際にドライバーが薬物を使っているかどうかの見極めは
どのような点がポイント
となるのでしょうか?
薬物の利用者について

【いわゆる"薬物"について】
パワーパフガールズ  薬物を乱用すると、その作用で一時的な快楽を得られる一方で身体や精神の
機能が蝕まれる…というのは言うまでもないですが、その種類は意外と広く
覚せい剤や大麻などの麻薬の他にカフェインやアルコールやニコチンといった
身近なものも乱用されがちな薬物とされています。

【違法薬物の経験者数】
 ちなみに、厚生労働省の「薬物使用に関する全国住民調査(2009年)」という
資料によると15歳~64歳までの違法薬物の経験者は2.9%で全国に275万人いて
割合で言うと33人に1人はなんらかの違法薬物の経験者という計算になります。

 特に、慢性的な睡眠不足に陥りやすいトラック運転手は眠気対策に
苦労している人も多く麻薬の売人にとっては狙いやすい存在なんだとか。
 そのため、管理者は「まさかうちのドライバーが…」と考えるよりも
「麻薬中毒者はいるもの」と考える方がむしろ自然というのが悲しい現実です。


薬物使用を見抜くには?

【高いハードル】
尿検査  では、どのようにしてドライバーの薬物使用を見抜けば良いかというと
これは目視で判断することは難しく、薬物というものは残念ながら
アルコールチェッカーのように呼気で判断することはできません。

 正確なチェックを行うには、スポーツ選手がドーピング検査を行うような
専門施設での調査が必要で、ドライバーの尿を採取し送るという手法で
1人あたりの検査費用は1万5000円程度と多大なる時間と出費を必要と
するので正直あまり現実的ではないですよね。

【薬物使用者の症状など】
 また、薬物使用者の症状も使用した薬物の種類によって千差万別で
それぞれが特有の症状を表すので、これといった対応策もないのが現実です。


ではどうすれば良いの?

【その1:雇用の時点での見極め】
スカウター  まず、雇用の時点で以前の職場ではどのような勤務態度だったか
同僚での評判はどうだったか知りうる限りで調べてみるというのは
面倒ですが一定の効果があります。
 面接時では真面目で礼儀正しい態度でも調べてみたら
「覚醒剤で逮捕歴があると同僚に話してた」「度重なる事故など
トラブルが多かった」
なんてことも。

【その2:コミュニケーションでの見極め】
 何につけてもこれが一番良いことではありますが、管理者は
ドライバーの趣味・趣向や性格などを知りコミュニケーションを
密にすることで勤務態度から疑わしい部分が見えてきたり同僚から
思いもよらぬ情報が得られたりといったことがあります。

 しかし、その際には「やってないだろう」ではなく
常に「やってるかもしれない」という心構えが必要です。

【その3:代表的な症状で見極め】
 症状は千差万別としましたが、敢えて挙げるとするならば
薬物使用者には主に次のような症状が見られるようなので
参考までに。

○目と鼻に炎症が起きる。
○瞳孔が極度に広くなるか逆に狭くなる。
○陰鬱なひきこもりになるか、ヒステリックで興奮しやすくなる。
○大食になるか少食になり、体重も変化する。
○突発的なイライラ、注意散漫、猜疑的になるなど性格が急変する。
○体臭や口臭がするようになり清潔感が失われる。
○消化器官が弱体化し、下痢・嘔吐・頭痛・複視などの症状が現れる。
○肌のハリがなくなり、姿勢が悪くなる。
○体に注射痕があったり、肌が感染してただれたり腫れる。
○道徳的な考えが失われて性格が変わる。

【その4:抜き打ちチェックで見極め】
 上記のドーピング検査をあえて行なってしまいます。
 ただし、検査には多大な出費が発生する上にドライバーたちの
信頼を大きく損ねるリスクがある
ということで、これは本当に
最後の手段になりますが。
おすすめ記事
関連記事


Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Copyright © 行列のできるトラック相談所 All Rights Reserved.