【カーテンって違法なの?】意外と知らないトラック用品の取り付けと法律

トラックのカーテンを取り付けると法律違反になるって本当?

 勤務時間≒乗車時間といっても過言ではないトラック運転手にとって
トラックの車内は第二の自宅のようなもので、駐車中など待ち時間の
プライバシーを確保するためにサイドミラーにカーテンを設置する
トラックも少なくないですよね。

 そんなトラック用のカーテンですが「取り付け自体が違法」だとか
「取り締まりで反則切符が切られた」など設置に関してはどうも
雲行きの怪しい話が多いのも事実。
 その辺のところ法律ではどうなっているのでしょうか?
トラック用のカーテンについて

【自動車にカーテン?】
カーテン  カーテンとは、主にのぞき見防止や遮光のためにサイドミラー付近に
取り付けるものでカスタムパーツとしては結構有名なのでドライバーでは
なくても誰しも一度くらいは見たことがあるのではないでしょうか?
 トラックに限らず普通自動車でも装備されているものがあったりしますね。

 インターネット通販などでカーテン自体の価格帯を見てみましたが
1000円~20000円くらいが自動車用カーテンのおおよその値段となって
いるみたいでお手頃です。


【カーテンの違法性について】
 さて、そんなカーテンですが問題視されているのは設置することで
運転時の視界が遮られるというもので…実際にカーテンが原因で起きたと
される歩行者巻き込み死亡事故や追突事故なども発生していて規制を
求める声も少なくはないのが現実です。

しかし、例えばこの画像のように…



サイドミラーとフロントミラーの全面に渡って遮られた状態で運転するのは
言うまでもなくダメとわかりますが、そのあたりの合法・違法の境界線は
いったいどうなって判断すれば良いのでしょうか?
 それ以前に、そもそもカーテンが付いた状態で車検は通るのでしょうか?


道路運送車両法

【法律によると…】
自動車のおもしろステッカー  結論から言うと、現在の日本の法律ではトラックのカーテンの設置自体に
関してはグレーではありますが違法性はありません。
 しかし、カーテンの設置に関しては、考慮しなければならない法律が2つ
あってそれぞれの法律で注意するべきポイントが違っているのでそれぞれ
詳しく説明していきます。


【道路運送車両法の内容】
 道路運送車両法では、守るべき保安基準という項目が定められていて
ウィンドウについては

○道路運送車両の保安基準 第二十九条 自動車の窓ガラス

4 前項に規定する窓ガラスには、次に掲げるもの以外のものが装着され
貼り付けられ、塗装され、又は刻印されていてはならない。
一 整備命令標章
一の二 臨時検査合格標章…(以下省略)

ということで要するに

  • 検査標章など整備に関する各種標章
  • 保険や共済に関する各種標章
  • 整備命令標章などの罰則に関する標章

以外のものは一切窓ガラスに貼ってはいけないとされていて、厳密に言うと
「赤ちゃんが乗ってます」的なシールでさえも違反の対象となっています。
 もちろん、遮光目的で窓に直接貼り付ける遮光フィルムもアウトです。

 そのため、吸盤やテープ・シールなどで窓ガラスに直接設置するタイプの
カーテンは違法でピローなどにレールが設置されていて開閉の際に窓ガラスに
一切触らないタイプ
であれば良いというわけです。


道路交通法

【道路交通法の内容】
 さて、道路運送車両法をクリアしたから一安心…というわけにもいかず
今度は道路交通法のことも考えなければいけません。
 道路交通法の方では…

○道路交通法 第55条 2項

車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ
後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の
方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認
することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を
運転してはならない。

ということで要するに

  • 運転するのにドライバーの邪魔になるものはNG
  • 周囲の状況が把握できなくなるようなものはNG

となっているのですが、ここで気をつけなければならないのは道路交通法に
関しては詳細な規定がないので実際にアウトかどうかは現場の警察官の判断で
勝手に決まってしまう
ということなんです。
 つまり、ドライバー側は不備がないように

  • 運転中はすべてのカーテンを限界まで開ける
  • 座席の背もたれより前にかからないようにすると良
  • 完全に窓にかからないよう収納出来ればベスト

という点を厳守するようにしましょう。
 逆にこのポイントさえ覚えて守っていれば警察官に咎められても違反切符を
切られることもないというわけです。


事故を起こしてしまった場合

【カーテンが原因で起こった事故】
脱輪したトラック  ちなみに、2008年3月には助手席のカーテンを閉めたトラックが運転中に
2人をひいて死傷させる事故を起こしたことがありますが、この際には
「(カーテンを閉めていたことは)悪質な整備不良というべきでトラック
運転手の自覚に欠ける」という裁判官の判断で実刑で禁固2年6ヶ月という
判決が下されています。

 そのため、一度カーテンを設置したら運転する前には必ず全開になって
いるかどうかを確認するのを忘れないように気をつけましょう。
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