【交通事故の死亡者数】どこの県が多くてどこの県が少ないの?

交通事故による死亡者数が多い県・少ない県ってどこなの?

 さて、前回は交通事故の発生件数についてまとめましたが今回は
交通事故による死亡者数や死亡率について2012年のデータを元に
それぞれの都道府県をランキング形式でまとめてみました。

【ランキング】交通事故件数が多い・少ないのはどこ?
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-426.html

 発生件数の記事で、もう十分じゃないかという気はしないでも
ないですが興味本位で知りたい方もいそうなので一応…。
交通事故による死亡者数について

【死亡者数の統計】
 ニュースで見ていると毎日のように事故を起こしている印象が強い
トラックですが、自動車の性能や道路の整備状況が日々向上しているからか
実は交通事故の件数そのものは年々減少傾向にあります。

 とはいえ、それでも2012年は全国で4,411人もの人が交通事故で
亡くなっていて単純計算でも1日に12人以上ということになるので
そう考えるとちょっと多いような気がしてしまいますね…。

死亡者数の割合の円グラフ  ちなみに、都道府県別にデータを見るとこんな感じになります。

全国の交通事故死亡者数

順位
1位
2位
2位
4位
5位



43位
44位
44位
46位
47位
都道府県
愛知県
北海道
埼玉県
東京都
大阪府



長崎県
山形県
福井県
徳島県
鳥取県
死亡者数
235人
200人
200人
183人
182人



39人
37人
37人
32人
30人
人口(万人)
741.1
550.6
719.5
1,315.9
886.5



142.7
116.9
80.6
78.5
58.9

 前の発生件数の統計と同じように人口が多い地域の方が死亡者数が多く
人口が少ない地域の方が下位で

  • 1位と47位では7倍以上の差がある
  • 上位5位だけで全体の4分の1が占められている

…となっている点が特徴として挙げられますが、これだと意味がないので
交通事故が発生した際の死亡率を各都道府県ごとにまとめてみます。


交通事故が発生した際の死亡率について

【死亡率の統計】
交通事故のイラスト  このデータの算出方法は

死亡者数÷交通事故発生件数=交通事故による死亡率(%)

 で算出しています。

全国の交通事故死亡割合

順位
1位
2位
3位
4位
5位



43位
44位
45位
45位
47位
都道府県
島根県
岩手県
鳥取県
高知県
秋田県



宮崎県
静岡県
福岡県
大阪県
東京都
死亡率
2.42%
2.22%
1.80%
1.56%
1.40%



0.46%
0.42%
0.37%
0.37%
0.36%

 ということで絶対数と割合だと全く違う結果になることがわかります。
 割合で下位となった地域は、他にも神奈川県、愛知県、兵庫県などが
挙げられるのですが、割合では絶対数とは真逆で人口が多い地域ほど
死亡者数の割合が少ない傾向があります。

 これは一体どういうことなのでしょうか?


都道府県別に見る死亡率の統計

【都会と田舎の道路事情】
都会の渋滞  実は、このような格差が生まれる大きな理由に都会と田舎の
道路事情の違い
というものが挙げられます。

 つまり、都会は道や交通ルールが複雑で渋滞も激しいので小競り合いの
ような事故が多い反面、田舎の道路は道路が広く見晴らしが良すぎるので
速度超過が起こりやすく事故時には被害が大きくなりがちというわけです。

 事故時の衝突速度と衝突エネルギーの関係を表に表してみると

速度
20km
30km
50km
70km
80km
自動車重量1t
1.5J
3.5J
9.6J
18.9J
24.7J
自動車重量2t
3.1J
6.9J
19.3J
37.8J
49.4J
自動車重量4t
6.2J
13.9J
38.6J
75.6J
99.8J
単位=J(ジュール)

 となり、同じ自動車でも20km/hでの走行時と50km/hでの走行時では
事故時の衝撃が6倍以上になることがわかります。
 20km/hで衝突しても打ち所が悪ければ後遺症が残ることもあるのに
その6倍となっては生き残れるはずもありませんね。


【都会と田舎の住民事情】
横断歩道の小学生  また、人口ピラミッドの分布の違いも無視できません。

 現在、日本は都市の人口過疎化と地方の人口過密化が激化していて
地方の県(特に東北地方)では人口が軒並み減少傾向にあります。
 つまり地方はただでさえスピード出し過ぎなのに体の弱い子どもや
高齢者が多いので交通事故の死亡者数はどうしても上がりがちなんですね。

 とはいえ、交通事故は被害者と加害者どちらの人生も大きく変えてしまう
悲惨なものなので、都会では交通ルールに、田舎ではスピード超過に
気をつけて
生涯を通してゴールド免許の保持に努めたいものです。
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