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【自動車・トラック窃盗の温床】ヤードとは一体どんなところなの?

車の窃盗事件でおなじみ、ヤードについて

 自動車盗難事件のニュースで良く目にするヤードという言葉。
 誰しも一度くらいは聞いたことのある言葉だとは思いますが
その活動実態については知らない人の方が多いのではないでしょうか?

 中小企業ではトラック一台の盗難が倒産にもつながりかねない昨今。
 盗難被害を防ぐためには防犯対策だけでなく相手を知るのが大切!
 ということで、今回はそんなヤードについて言葉の意味から実態まで
詳しくまとめてみました。


ヤードって何なの?

【ヤードとは】
ヤード  そもそもヤードとは、本来英語で「自動車の解体作業所」「廃車置場」
という意味を持つ単語なのですが、日本ではなぜか盗難車両の解体・輸出など
犯罪の温床となっている施設のことを特にヤードと呼んでいます。

 日本国内で盗難された車両は、このヤードで解体された後に偽装が施され
スクラップとして発展途上国など海外へと輸出されていきます。


【ヤードの成り立ち】
 実はこの違法ヤードは、昔から日本にあったというわけではなく活動が
活発化しはじめたのは2000年代に入ってからと割と最近の出来事なんです。
 なぜ、日本国内にこのようなヤードなる怪しげな施設が作られるように
なったのかと言うと、これには税関の監視強化が挙げられます。

 つまり、全国の税関が輸出する自動車のチェックを入念に行うように
なった結果、盗難車をそのまま国外に持ち出すことが困難となったので
窃盗団は各地に作ったヤードで解体して国外へ流すようになったわけです。
 いわゆる"いたちごっこ"というやつですね。


ヤードの活動実態

【どんな感じなの?】
ヤード  このヤードは、首都圏で盗難した車両が捌きやすいようにか都心の郊外に
多く点在していて、人目のつきにくいように地元住民でさえも足を
踏み入れないような山林の奥などに建設されています。

 外見にも敷地の全域を数mもの高さにおよぶ鉄板やコンテナで覆われていて
一言で表すと「明らかに怪しく不穏な空気が漂っている場所」という感じの
施設です。
(※もちろん許可を得て真っ当に事業をする業者もありますが)


【ヤードに関わる人たち】
ナイジェリア人  また、車両の盗難やヤード経営などは全て組織の"下っ端"によるもので
その大半は外国人です。
 国籍は様々で、中国、ロシア、スリランカ、パキスタンなどなど
枚挙に暇がありませんが、中でもナイジェリア人やブラジル人が全体の
3割を占める
と言われています。

 ナイジェリア人やブラジル人といっても、あまりなじみがなく
ぱっとしませんが、新宿、渋谷、六本木界隈で良く見るタイプと
考えて、まあ差し支えないでしょう。

 人を外見で判断するわけではありませんが、ヤードと思しき場所で
そのような人物の出入りがある場合には、念のため注意が必要ですね。
(※画像はナイジェリア第14代大統領のグッドラック・ジョナサン)


ヤードに持ち込まれた盗難車はどうなる?

【ヤード入りした車の末路】
解体  では、ヤード入りした車はどうなるのでしょうか?

 驚くべきことに、その解体作業は盗難から出荷まで全部含めて1日
終わってしまうようで、盗難に気づいた頃にはすでに海外へと輸出済み…
なんてケースも珍しくはないようです。

 例え運良く解体途中のヤードに駆けつけることができたとしても
パーツから内装までバラバラに取り外されてしまうので、運転できる
状態で手元に戻ってくる可能性はほぼゼロと考えて良いでしょう。

 もし、自分の愛車が盗まれてしまった場合には、ある程度の惨状は
覚悟しておく必要がありそうです。


【警察の対応】
警察の取り締まり  ともすると「そんな犯罪の温床となっているような場所ならすぐにでも
立ち入り検査を行なって逮捕してしまえば良いのでは?」と考える人も
多いかと思います。

 しかし、残念ながら現在の日本の法律では自動車窃盗の実行犯を逮捕しても
ヤード側が「盗品とは知らなかった」と言ってしまえば立証するのは難しく
運良く「盗品譲り受け」の容疑で逮捕できたとしても、下っ端なのでいくらでも
替えがきくという現実があります。

 自分の愛車を守れるのは自分しかいないので、日頃の防犯対策の大切さが
実感出来ますね。


【自動車の盗難対策】
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