【もう寿命?】タイヤがひび割れを起こす原因について教えて!
タイヤのひび割れの原因や対策などまとめ
タイヤのどこをみればいい?
【タイヤのチェックポイント】

ここに何もなければ、タイヤは劣化していない可能性が高いのですが、
細かいひびがあった場合には、タイヤが地面に接する面も確認してください。
接地面にもひびが生えていたら、危険な状態に片足を突っ込んでいると
いえます。もし放っておくと、ひびが亀裂となり、バーストを引き起こす
可能性があります。
トラックのタイヤバースト映像
タイヤのひび割れはなぜ起こる?
【タイヤがひび割れする原因】

なぜ起こってしまうのでしょうか?
その原因は複数あり、一番の理由としては、ゴムの経年劣化が
あげられます。古い輪ゴムが硬くなって、伸びにくくなるのと同様に、
タイヤもまた、古くなるにつれて硬くなります。もともと、タイヤの
ゴムには「軟化剤」や「劣化防止剤」が練りこまれていますが、
時が経つにつれて抜けやすくなり、劣化が進行してしまうわけですね。
ですから、ひび割れが起こっているからといって必ずしも交換が必要
ではなく、下記の図内、レベル5ぐらい進行していなければ、しばらくは
経過観察でも問題ないでしょう。

また、経年劣化だけでなく、タイヤのひび割れには次のような要因が
絡んでいると言われています。
- 空気圧の不足
- 紫外線・熱
- 粗悪なつや出し剤・タイヤワックス
タイヤワックスに関しては、全てのものが悪いわけではありません。
しかし、本来の「保護兼艶出し」という機能を果たしてくれるのは、
残念ながら高額となってしまいます。
だからといって、むやみに安価なつや出し剤・ワックスに頼り、
タイヤを劣化させてしまっては本末転倒。タイヤは消耗品だと割り切り、
ワックスなどを使わないか、つや出し剤を購入する際には、きちんと
信頼できるディーラーなどにオススメのワックスを聞いてみるのがいいでしょう。
タイヤにひび割れをおこさせないようにするには?
【タイヤのひび割れ対策について】

結論から申し上げますと、不可能に近いです。
前述のように、タイヤがひび割れをおこす原因は、経年劣化に
よるのが理由の大半を占めるので、短距離のみで、たまに走る、
という使い方をしている車のタイヤにも現れてしまうもの。
多少のひび割れは、いた仕方ないものではあります。
それに加え、タイヤの寿命はひび割れだけではありません。
一番わかりやすいのが、スリップサインと呼ばれるタイヤの溝。
もし、スリップサインと聞いて、「なんのこと?」や「どうやって
みればいいんだっけ…」と思った方は、以前に特集した、次の記事を
ご覧になってみてください。
○【タイヤ交換時期のサイン】スリップサインの見方を教えて!
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-442.html
とはいえ、コスト削減やその他の理由で、少しでもタイヤの寿命を
伸ばしたい、という方もいらっしゃるでしょう。そこでオススメなのは
普段の運転方法を変えること。
やはり、急ブレーキ・急発進といった運転はタイヤに負荷がかかり、
摩耗が激しくなります。ゆっくりとしたスタート・スムーズなブレーキを
心がけることで、タイヤの負荷は変わりますので、重量が多いトラックなら
なおさら、気をつけたいところですね。