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【2014年規制版】オフロード法の新基準が、建設機械に与える影響とは?

2014年に規制内容が変わるオフロード法の新基準について

 2006年にはじめて施行された「オフロード法」。実はこれは通称で、
正式名称は「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」という
大層なお名前だそう。また、「排ガス規制」とも呼ばれていますね。

 さて、この「オフロード法」、2014年に基準が新しくなるようですが、
一体何が変わるのでしょう。知らない間に法律違反にならないためにも、
オフロード法の内容や新基準を確認してみましょう。


そもそも…オフロード法って何?

【オフロード法とは】
排気ガス  まずは、「オフロード法とは一体なんなのか」ということを
みていきましょう。環境省によると次のような目的が記されています。

特殊自動車の使用による大気の汚染の防止を図り、国民の健康を保護するとともに生活環境を保全するため、これまで未規制であった公道を走行しない特殊自動車(オフロード特殊自動車)に対する排出ガス規制を行う法律。

 要するに“公道を走らない車両(フォークリフトやバックホウなど)も
トラックや自動車同様に排気ガスを規制しましょう
”という法律ですね。

 また、対象となる車種は……

ショベル・ローダ、タイヤ・ローラ、ロード・ローラ、グレーダ、ロード・スタビライザ、スクレーパ、ロータリ除雪自動車、アスファルト・フィニッシャ、タイヤ・ドーザ、モータ・スィーパ、ダンパ、ホイール・ハンマ、ホイール・ブレーカ、フォーク・リフト、フォーク・ローダ、ホイール・クレーン、ストラドル・キャリア、ターレット式構内運搬自動車、ロード・ヒータ、ライン・マーカ、ブルドーザ、クローラ運搬車、雪上車、林内作業車、原野作業車、ホイール・キャリア、草刈作業車、農耕トラクタ、農業用薬剤散布車、刈取脱穀作業車、田植機、連続式バケット掘削機、くい打ち機、くい抜き機、アースオーガ、タワークレーン、ドリルジャンボ。(作業用附属装置の装着による相違を除く。)

ざっとあげただけでもこれくらい。ほとんどの重機・建設機械が対象
なりますね。

 この法律により、製造メーカーは基準に達していない機械を販売・製造が
できなくなります。また、違反すると100万円以下の罰金、もしくは1年以内の
懲役が科せられてしまいます。


【使用者への影響は?】
整備  また、メーカーだけでなく、使用者にも次のような義務が定められています。

  • 定期検査(1年以内ごとに1回)
  • 日常点検
  • 定期点検の教育・講習の励行
  • 運転方法のマニュアルの作成・従業員への教育

 もし、不正改造や整備不良によって、排気ガスの状態が悪化しているようだと
報告徴収や立ち入り検査がおこなわれます。

 それでも改善が見られない場合や、立ち入り検査を拒否・嘘の報告をした
場合は、30万円以下の罰金が科せられます。


2014年規制では何が変わる?

【2014年に変わる新基準について】
 次に、2014年規制の基準についてみていきましょう。
建設機械における今までの基準よりも、より厳しく排出量が
定められた新基準
ですが、具体的な数字は次のように定められています。

※画像クリックで拡大 新基準
※数字は平均の値を表し、かっこ内は上限値を表す。


【いつから適応されるの?】
カレンダー  さて、この基準はいつから適応されるのでしょうか?
環境省によると、適用開始時期を次のように定めています。

○適応開始時期について

定格出力
19k~37kW未満
37k~6kW未満
56k~75kW未満
75k~130kW未満
130k~560kW未満
基準適応開始日
平成25年10月1日
平成25年10月1日
平成24年10月1日
平成24年10月1日
平成23年10月1日
旧基準での製造期限
平成27年9月1日
平成26年11月1日
平成26年4月1日
平成25年11月1日
平成25年4月1日

※画像クリックで拡大 適応開始時期表


いままでの建設機械は使えなくなるの?

【古い建設機械は一体どうなる?】
ブルドーザー  着々と進められている排ガス規制ですが、旧基準のみに対応している
重機の使用は禁止されてしまうのでしょうか?

 結論から言うと、決してそんなことはなく、今までどおりに使用できます
オフロード法はあくまで、メーカーによる製造・販売に適応されるもので、
使用者は点検などを怠らなければ、使う分には問題ありません。さらに、
中古車としての販売・購入やレンタル用にしても罰せられることはありません。
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