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危険予知活動(KY活動)の方法と、報告書の記入例を教えて!

KY活動で使える事例や記入例について

 一昔前に流行った、「KY」といえば「空気が読めない(人)」の
略し言葉でしたが、建設業や物流系では全く違う意味を持ちます。

 建設業や物流でKYといえば「危険予知」を意味し、事故や災害を
未然に防ぐための動き
です。この訓練は平成18年4月から、事業者の
努力義務とされていますが、一体何をすれば良いのでしょう。

 そこで今回は、「危険予知活動」の事例や、表の記入例を
まとめてみました。


危険予知(KY)活動って一体何?

【危険予知活動とは】
KY2  平成18年より、事業者の努力義務とされている危険予知活動。
これは、日常の業務に含まれている危険の可能性を挙げ、それに
対する改善策や気をつけるポイントを確認するというものです。

 また、メリットとしては次のような点があげられています。

  • 危険を危険と気付く感受性を鋭くする
  • 危険に対する集中力を高める
  • 危険に対する問題解決能力が向上する


危険予知活動表はどうやって書けば良いの?

【危険予知活動の記入例について】
書く  次は、危険予知活動報告書や、チェックシートの書き方について
みていきましょう。

【1.業務中のイラスト、もしくは日常の作業に想定される状況を
書き出し、個人が思う「発生しうる危険」を話す】


 今回は、下の図の状況を例にとってみてみましょう。

フォークリフト事例

 これは、アーム付きフォークリフトで油圧ポンプを釣り、
作業者が揺れないように支えながら運搬しているところです。

 この状況にはどんな危険が潜んでいるでしょうか?

○起こりうる危険(例)
  • ワイヤが1本吊りのため荷が振れてぶつかる
  • 吊り荷走行は荷が振れるため、フォークリフトや作業者に荷がぶつかる
  • ブレーキを掛けたとき荷が振れてぶつかる
  • 誘導者がいないため、周囲の作業者や物にぶつかる
  • ワイヤが切れて荷が落下し作業者が足をケガする
  • ワイヤが長いので荷が振れてぶつかる
  • 作業者がつまずいて転倒しフォークリフトにぶつかる

 あらかた意見が出たら、次の段階へ進みます。


【2.重要なものには○印、最も重要なものには◎をつける】

 今回は、上記でオレンジ色になっている2点にそれぞれ印を
つけた場合をみていきましょう。


【3.「2」の段階で印をつけた危険例に対し、対策を出しあう】

 2.で○もしくは◎を付けた想定できる危険について、対策
出し合います。

○「誘導者がいないため、周囲の作業者や物にぶつかるに対しての対策

  • 誘導者を配置させる
  • 作業内容を事前に周知し、走行経路を確認しておく

○「吊り荷走行は荷が振れるため、フォークリフトや作業者に荷がぶつかる」に対しての対策

  • 荷をパレットに積載し、固定してから運搬する
  • 荷を揺らさないよう抑える人数を増やして運搬する
  • スピードを出さず、急旋回などをしない


【4.全体目標を決める】

 「3」の段階で出た意見を元に、全体目標を設定しましょう。

 今回は、次の内容が目標となりました。

  • パレット積載を徹底しよう

また、決まった内容については全員が指差しながら呼称しましょう。

 これを表に記入すると、次のようになります(画像クリックで拡大)。

記入前
記入例1
記入後
記入例2


他に具体的な事例ってある?

【危険予知活動事例:その1】
 フォークリフト以外の例も見てみましょう。

トラック作業事例

 このイラストは、次のような状況を表しています。

○事例1:

 トラックの荷台に単管、足場板を積込んでいます。

 この事例に対しては、次のような事故が想定されます。

  • 足下が悪いので、荷台上の作業者が足を滑らせて転落する
  • 作業指揮者がいないので、積荷が落下して通行中の作業者に当る
  • 荷が崩れて、作業者に当たる
  • 過積載のため、走行中に荷が崩れ、荷こぼしが起こる

 また、対策は次のようなことがあげられます。

  • ひとつの荷で100Kg以上の荷物を積むときは作業指揮者を配置する
  • 作合図者は荷台から離れた位置に立ち、合図を送る
  • 立入り禁止措置(バリケード等)をする
  • 交通関係法令を守り、過積載しない


【危険予知活動事例:その2】
 次は、高所作業車を使用中の際に考えられる事故を
ていきましょう。

高所作業車2

 このイラストは、次のような状況を表しています。

○事例2:

 高所作業車を使用して、足場板を手渡し中です。

 この状況では、次のような事故が考えられます。

  • 高所作業車の手すりに乗って作業しているので、滑って、墜落する
  • 安全帯を使用せずに作業しているので、滑って墜落する
  • 照明が不十分なので、墜落する
  • 安全ネットが張られていないので、足場板が落ちて通行中の乗用車に当たる

 対策は、以下のように講じられています。

  • 高所作業車のバケットの手すりに乗らない
  • 安全帯を必ず使用して、作業する
  • 十分な照明を確保する
  • 吊り足場の下に安全ネットを張る
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