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【原因・対策】トレーラー運転時におきた事故事例を知りたい!

トレーラーの事故事例や原因と対策まとめ

 コンテナや大型の荷物を運ぶ際には欠かせないトレーラー。
しかし、重量の大きさゆえか、小さな過失が重大事故に結びつく
ケースが多いようです。

 そこで今回は、トレーラーの事故事例をまとめ、原因と対策
ついて言及していきます。


トレーラーの事故事例について

【トレーラーの労働災害事例見出し一覧】
コンテナ転落  さて、今回とりあげるのは、5つの労働災害事例です。

  1. トレーラーのコンテナ脱落事故
  2. トレーラーの横転事故
  3. トレーラーの追突事故
  4. 交差点での交通事故
  5. 荷降ろしの際の事故


事例1.コンテナの脱落事故について

【走行中におきたコンテナの落下事故】
コンテナの脱落  まず、トレーラーのコンテナが走行中に落下した事故からみていきましょう。

○事故状況

 県道を走行していたトレーラーのコンテナ部分が、S字カーブに差し掛かった時点で後部から外れ、転落した。

 トレーラーの左側を走っていた乗用車が下敷きとなり、2名が死亡、運転手は自動車過失傷害容疑で現行犯逮捕となった。

 この事故の原因は、次のように言われています。

○事故原因

1.コンテナを荷台に固定する4箇所のつめの内、前方2箇所をロックし忘れた、もしくは何らかの要因で外れた

2.トレーラーは重心が高いため、通常のトラックより左右に揺れやすく横転しやすい

3.カーブに侵入する際、急ブレーキをかけたため、バランスが崩れた

4.コンテナを固定するつめが破損していた(可能性がある)

 また、対策は次のように講じられています。

○対策

1.コンテナを固定するロックが4箇所すべてかかっていることを確認する

2.作業日報にコンテナロックの確認項目を追加する

3.ドライバーの安全に対する意識の教育を徹底する


事例2.トレーラーの横転に関する事故

【トレーラーの横転事故】
横転事故  次に紹介するのは、トレーラー自体の横転事故です。

○事故状況

 首都高速5号線のカーブで40tトレーラーが側壁に衝突し、横転。運転手は死亡した。

 現場は以前にもタンクローリーが転倒・炎上した場所で、ドライバーの間では危険な場所と知られていた。

 この事故の原因は、次のように言われています。

○事故原因

1.カーブに差し掛かる際、時速40kmを越えていた

2.高さが通常のコンテナ(3.8m)よりも背の高いコンテナ(4.2m)を積んでいたため、カーブでの遠心力がかかりやすかった

3.事故当時、コンテナには陶器やガラスが積まれていた。カーブに差し掛かった際、積荷のバランスが崩れ転倒した(可能性がある)

 また、対策は次のように講じられています。

○対策

1.背の高いコンテナを運転する場合はスピードには特に気をつける

2.背の高いコンテナを運転する際のマニュアルを別途作成する

3.S字カーブなどの危険な道を記したマップを作成し、ドライバーに注意を呼びかける


事例3.不注意によるトレーラーの追突事故

【トレーラーの追突事故】
 次は、不注意が招いた自転車との追突事故をみていきましょう。

○事故状況

 夜間に片側一車線の道路をトレーラーが走行していたところ、車両左側を走っていた自転車に衝突した。

 また、トレーラーの運転手は居眠りや飲酒運転などの危険運転をしていない。

事故状況図
はさまれ事故

 一見、トレーラーの運転手には非のないような事故ですが、原因は次のように考えられています。

○事故原因

1.人の少ない夜間だからといって、歩行者や自転車に対して注意を払っていなかった。

 この事故の対策は、次のとおりです。

○対策
1.深夜でも、自転車や方向車、路肩に停車している車を想定し、運転する。

 また、夜間では着ている服により見え方がまったく変わります。
黒っぽい服を着ている歩行者はまったく見えないことを念頭に置いて
運転することが大事ですね。

※2分20秒あたりから


事例4.交差点での事故

【交差点で対向車とのトラブルによる事故】
 次は、交差点で起きた事故を見ていきましょう。

○事故状況
 この事故は、幹線道路にて安全地帯の設けられた交差点を通過する際に起きました。

 事故当時、交差点に差し掛かったトレーラーのドライバーは、対向車線を低速で右折する軽自動車を発見。「曲がるなら早く曲がって欲しい」と思いながら、交差点を渡っていたところ、軽自動車のドライバーが助手席にいた子供を見ている様子を目撃。相手がよそ見をしているので衝突の危険を感じ、軽自動車を停止させるためにクラクションを鳴らした。

 しかし、軽自動車はそのまま右折を開始したため、トレーラーのドライバーは左に急ハンドルを切りながらブレーキをかけた。

 軽自動車との衝突は避けたものの、ジャックナイフ現象により、左側の安全地帯に設置してあった信号柱に激突した。

 事故状況は、下図のような状態です。

交差点事故

 この事故の原因としては、以下の点があげられています。

○事故原因

1.軽自動車を発見しても減速しなかった

2.クラクションで相手が停車すると思っていた、また、停車させようと思っていた

 この事故への対策は、次のような案が講じられています。

○対策

1.対向車線を見つけたら、減速措置をとる

2.大型トレーラーのブレーキ性能を把握する

 また、ジャックナイフ現象の原因と対策については、
下記の記事をご覧ください。

○トラック事故のジャックナイフ対策
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-160.html


事例5.荷降ろし

【荷降ろし中に荷物が落下】
 次は、トレーラーに積んだ木材を降ろす際に起きた事故をみていきましょう。

○事故状況
 事故当時、現場では雨が降っていた。トレーラーはスタンションをつけ、木材(南洋材34本、約23.5トン)を積んでいた。

 配送先についたため、荷降ろしをしようと木材を止めていたワイヤロープを緩めたところ、木材が落下、荷降ろしをしていたドライバーに直撃した。

 なお、積まれた木材は、スタンションよりも高い位置にあった。

事故状況図
荷崩れ事故

 原因としては、以下の点があげられています。

○原因

1.雨で木材が滑りやすい状況だったにも関わらず、落下の危険を確認せずワイヤロープを解いた

2.防護帽をかぶっていなかった

3.運輸会社が安全作業手順を作成していなかった

4.木材を一箇所でしか止めていなかった

 この事故の対策は、下記のとおりです。

○対策

1.原木積卸し作業について安全作業手順を作成し、運転者に知らせる

2.運送業者、荷主等双方の作業間の連絡調整を行い、その内容を運転者等に伝達する

3.原木卸し作業での単独作業をさせない


もっと知りたい重機やトラックの事故事例

【その他事故事例の紹介】
本を読む人  今回はトレーラーの事故事例を紹介しましたが、以前には
トラックやその他重機の事故事例をまとめています。もし興味が
ありましたら、ご覧になってみてください。

○事故事例集
http://torack7.blog.fc2.com/?tag=物流事故事例集
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