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フォークリフトを使ったフレコンバッグの積載、積み方や注意点は?

フレコンを積む時の注意点は?

 土のうや、穀物、飼料など粒状の荷物を運搬する際には欠かせない
フレコンバッグ。

 簡単・軽量・安価と三拍子そろった性能で幅広く利用されていますが
便利な反面、安易な取り扱いによる落下事故も後を絶ちません。

 そこで、今回はフレコンバッグを安全に利用するために、積み方や
フォークリフトで運搬する際の注意点、実際の事故事例などについて
確認していきましょう。


フレコンバッグの取り扱い

滑り止めアタッチメント
【フォークリフトで吊る時の注意点は?】
 フレコンバッグなどの袋類は、本来はクレーンで吊り上げるのが
ベストな方法です。しかし、残念ながらすべての現場にクレーンが
置いてあるわけではないのが現実。

 そこで、代わりに登場するのがフォークリフトですが、そもそも
これでフレコンバッグを吊り上るのは適切な方法なのでしょうか?
 労働安全衛生法によると…

労働安全衛生規則 第151条の14

事業者は、車両系荷役運搬機械等を荷のつり上げ、労働者の昇降等
当該車両系荷役運搬機械等の主たる用途以外の用途に使用してはならない。
ただし、労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、この限りではない。

となっていて、要するにフォークリフトやユンボなど吊り上げが
専門じゃない重機での作業は基本的にNGですが
労働者に危険を及ぼさないよう配慮してあるならやっても問題ない
と記述されています。


【フレコンバッグを吊るフォークリフトのアタッチメント】
 では、どのような点に注意すれば「安全の確保」が満たされるのでしょう?
 実は、これは監督署など調査機関の調査員によって判断が異なるので
ここまでやってあればOKというラインはありません。

 しかし、一般的には以下の様なすべり止めアタッチメントをフォークの
先に搭載することでアピールする事業者が多いようです。

フレコン用アタッチメント すべり止めアタッチメント

 もし、念には念を入れたいという場合には、さらにオペレーターに
「玉掛作業者」や「移動式クレーン運転士」の資格を取得させておくと
なお良しです。


フレコンバッグは何段まで積載できるの?

何段まで積めるか
【フレコンが荷崩れしない段数は?】
 さて、フレコンバッグは運搬する際に注意が必要ですが、運搬後も
荷崩れを起こさないための積み方を考えなくてはなりません。

 通常、フレコンは2段積みまでが原則です。3段積みならまだしも
4段積みなどは限界を越えていてもってのほかです。

 とはいえ、「倉庫スペースを効率的に活用したい…」という声も
聞こえてくるので、そんな人は次のような形状のフレコンバッグを
利用すると良いでしょう。
(※下記の積載例はあくまで参考で、実際の段数は現場の状況を
考慮して決定しましょう。)

丸型保持タイプ
通常よく使われるタイプです。
中身を充填すると胴部分が丸く膨らむのが特徴。

丸型保持タイプはデッドスペースができやすいので
パレットに載せて積んだとしても3段積みが限界
安全を考慮すると2段積みまでが望ましいです。

角型保持タイプ
角型保持タイプは中身を充填しても胴体部分が
膨らまない構造になってます。

また、角型保持タイプはデッドスペースが少ないので
パレットに乗せて積めば2段積み~3段積みは比較的安全に
積むことができます。

とはいえ、4段積みとなるとグッと危険性が高まるので
安全性を考慮するとオススメできません。


フレコンが荷崩れした時の事故事例って?

フレコンバッグの事故事例
【フレコンの積み過ぎによる荷崩れ】
 最後に、フレコンバッグを3段まで積んでいたのに、荷崩れが
起こってしまった時の事故事例をピックアップしてみます。

○発生状況

工場内のラインで製造された製品を、一時保管のためフォークリフトで製品置場へ運搬し、3段に積み上げる作業中、そばに積んであった三段積みのフレコンバッグが崩れ落ち被災者はその下敷きになり窒息死した。

○原因

  1. フレコンバッグを積み上げていた床面に、砂が堆積していて不安定な状態にあった。
  2. 床面に堆積していた砂を回収する際、積み上げてあるフレコンバッグの、下部にある砂をかき出すような作業を行なった。
  3. 倉庫内の一連の作業についてのマニュアルが無く、作業者の判断で作業を行なった。
  4. 作業指示命令体制が確立されておらず、適正な作業方法の指示がなされなかった。
  5. 安全教育・訓練が行なわれていなかった。

○対策

  1. 安全点検の実施
    「何故、砂を除去せずにその上に荷を積み上げたのか」等を徹底的に分析。
  2. 不安全な作業方法の排除
    安全な作業方法を徹底する。
  3. 作業マニュアルの策定
    異常状態の修復作業、設備・機器の修理作業等非定常的な作業についても作業マニュアルを策定する。
  4. 作業指揮命令体制の確立
    作業の開始前には、作業内容のみならず、作業方法をも含めた指揮命令を行なう。
  5. 安全教育・訓練の徹底
    作業者については、平素から計画的な教育・訓練を実施しておく。
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Comment

安全を他人に依存しない
工場で死なないよに過ごすには、テメーの安全を他人に依存しない事だと考えます。20年自動車部品工場に勤務しましたが、用事も無いのに作業現場に近寄らない、製品が倒れそうでも、人力で止まらないし怪我するから近寄らないちう事が、新入社員当時から指導されました。考えりゃ当然なんですが(^^ゞ
  • 2014/03/26 05:44
  • 頭の悪いおぢさん
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  • 2016/11/21 15:56
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