ゴミ収集車(パッカー車)の仕組みや構造ってどうなってるの?

ゴミ収集車の仕組みや構造は?

 朝の通勤時や登校時、軽快な音楽とともに働いているゴミ収集車。
 普段何気なく目にするトラックですが、よくよく考えてみると
現代社会の衛生を維持するためには欠かせない重要な存在ですね。

 普段深く考える機会はありませんが、あの中にどのくらいのゴミが
どのように入っているのか、ずっと気になっていた人も多いのでは?

 ということで、今回はそんなゴミ収集車の仕組みや構造について
お話です。
知ってるようで知らないゴミ収集車

塵芥車を知ったかぶり
【そもそもゴミ収集車とは】
 ゴミ収集車は、その名の通りゴミを回収する車のことで、法令上は
特種用途自動車という区分に分類されます。
 一般的にはゴミ収集車と呼ばれていますが、専門的にはパッカー車と
呼ばれることが多く、他にも塵芥車(じんかいしゃ)、清掃車
集塵車(しゅうじんしゃ)など様々な呼称があります。

※画像クリックで拡大


【1回でどれくらいの量を回収できるの?】
 街の中で目にするゴミ収集車は2t車ベースのトラックがほとんどです。
 この場合、1回に積載できるゴミの量はおよそ1t~1.5tで、これは
45リットルのゴミ袋およそ900個分に相当します。
 ゴミ収集車のゴミ圧縮能力がいかに高いかが良くわかりますね…。

ゴミ収集車が1回で収集するゴミの量
ゴミを排出する集塵車 ゴミ一回の回収量


どういう仕組みで積み込んでるの?

ティッシュBOXのパッカー車
【ゴミ収集車の仕組みや構造】
 そんなゴミ収集車の回収機構は、大きく分けて

  • プレス式
  • 回転板式
  • 荷箱回転式

の3種類があります。


【圧縮式(プレス式)】
 プレスプレートでタンク内のごみを、タンク底部と前壁で2段階に
分けて圧縮するので、大きなプレス効果が得られます。
 一般ゴミは勿論、冷蔵庫や家具さえも破砕するパワーがあります。

プレス式の構造


【回転板式】
 圧縮とかき込みが2枚の別々のプレートによって行われるタイプで
 回転板でかき上げたゴミを押し出し板でボディーに押し込みます。
プレス式と比べると圧縮力は弱めです。

回転板式の構造


【荷箱回転式(ロータリー式)】
 円形のドラムを回転させながら、ゴミを巻き込んで積み込むタイプです。
連続してゴミを投入できたり、汚水が飛散しないメリットがありますが
プレス式や回転板式よりも積載能力が劣るので、見かけることは
ほとんどありません。



どういう仕組みでゴミを排出しているの?

スケルトンのパッカー車
【ゴミの排出方法とは】
 では、今度はゴミの排出時の構造を見ていきましょう。
 荷下ろしの方法には、積み込みとはまた別の

  • ダンプ式
  • 押出式
  • 荷箱回転式

の3種類があります。

 ちなみに、パッカー車はプレス部分とタンク部分の架装が別々なので
「プレスは圧縮式で排出はダンプ式」など前後の架装の組み合わせは
車両によって様々です。
(※荷箱回転式は前も後ろも荷箱回転式のまま)


【プレス式】
 荷箱内の排出板でゴミを外側に押し出すタイプで、イメージ的には
注射器のような感じですね。



【ダンプ式】
 ダンプと同様に、荷台をダンプアップさせて一気に排出するタイプです。



【荷箱回転式】
 荷箱回転式は、ダンプ式のように荷台を少しだけ傾けた状態で
中のドラムを逆回転させてゴミを排出させます。
 中には、コンクリートミキサー車のようなスクリューが装着されています。
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