【見本あり】移動式クレーン作業計画書の書き方や保存期間って?

作業計画書の記載手順

 数多くの現場で主要な建設機械として使われている移動式クレーン。

 多くの現場で使われている反面、あいまいな使い方による事故も多い
ことから、作業計画書の作成が法律で義務付けられていますが記載例や
保存期間などがわからず、どう書いたらいいのか?という方も多いと
思います。

 そこで今回は、移動式クレーン作業計画書の書き方や保存期間について
まとめてみました。
作業計画書は何故必要なのか?

計画書の作成
【作業計画書を書く意味】
 様々な現場で使われる移動式クレーンですが、作業を行うたびに計画書を
書くのは手間がかかるというもの。

 果たして、この計画書には書かなければいけないような拘束力があるの
でしょうか?
 安衛法第20条の1及び、クレーン規則66条の2には、このように記述されて
います。

労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)

 事業者は、次の危険を防止するため必要な措置を講じなければならない。一機械、器具その他の設備(以下「機械等」という。)による危険

クレーン等安全規則第66条の2(作業の方法等の決定等)

 事業者は、移動式クレーンを用いて作業を行うときは、移動式クレーンの転倒等による労働者の危険を防止するため、あらかじめ、当該作業に係る場所の広さ、地形及び地質の状態、運搬しようとする荷の重量、使用する移動式クレーンの種類及び能力等を考慮して、次の事項を定めなければならない。

  1. 移動式クレーンによる作業の方法
  2. 移動式クレーンの転倒を防止するための方法
  3. 移動式クレーンによる作業に係る労働者の配置及び指揮の系統

2
事業者は、前項各号の事項を定めたときは、当該事項について、作業の開始前に関係労働者に周知させなければならない。

 つまり、工事を行う事業者の責任として、クレーンなどの機械を現場に
設置する場合は、安全措置を必ず行いましょうというのが労働安全衛生法
第20条で移動式クレーンを使用する場合はクレーンの転倒や作業者の危険を
避けるために現場の環境や作業手順をしっかり定める必要があるというのが
クレーン等安全規則第66条の2なんですね。


移動式クレーン作業計画書の書き方

書き方に悩む猫
【移動式クレーン作業計画書の記入例】
 前述のとおり、作業計画書は作業を行う場合に必ず必要な書類である
ということがわかったので、今度は「どのように書いたらいいのか?」
について、実際の事例からテンプレートを使って記入例を書いていきます。

記入前

移動式クレーン作業計画書

このテンプレートに記載すると、このようになります。

記入後

移動式クレーン作業計画書の書き方見本


作業計画書の保存期間について

書類の保管
【どれくらいの期間保存したらいいの?】
 ここまでで作業計画書の意味や、書き方についての悩みは解決しましたが
次に困るのは「一体どれくらいの期間計画書を保存したらいいのか」という
ことじゃないでしょうか?

 そこで、様々な情報を探してみたのですが…残念ながら明確に表記されて
いる法律は存在しませんでした。

 ですが、労働基準法第109条にこのような記述がありました。

労働基準法第109条
使用者は、労働者名簿、賃金台帳及び雇入、解雇、災害補償、賃金
その他労働関係に関する重要な書類を三年間保存しなければならない。

 とあります。一見、労働基準法と労働安全衛生法は内容が違うんじゃ?
と思う方もいるかもしれませんが、労働安全衛生法は元々、労働基準法の中に
あった内容を独立させて作ったものなので、基本的には密接な関係にあります。

 その、密な関係にある労働基準法には3年間保存しなければならないと
あるので、これが作業計画書にも適用されるかは定かではありませんが
最低3年間は保存
しておく必要があるかもしれません。
おすすめ記事
関連記事


Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Copyright © 行列のできるトラック相談所 All Rights Reserved.