日本初!大型トラックのエコハイブリッド

日本初!大型トラックのエコハイブリッド
三菱ふそう スーパーグレート エコハイブリッド

ハイブリッドトラックといえば、
「デュトロ」「キャンター」「エルフ」などの小型、中型トラックに限られていて大型トラックはありません。
何故大型トラックにハイブリットはないのかというと、「大型トラックは、発進・停止の頻度が小型・中型よりも相対的に少ないので、ハイブリッド化してもあまりメリットがないから」というのが理由なようです。

しかし、三菱ふそうが日本初となる、大型のエコハイブリッドを開発しました!
それが『スーパーグレート・エコハイブリッド』です。

実際に試作車も製作され、東名高速・東京→小牧間において、
通常車比10%という燃費改善率を実証しています。
【 大型トラックスーパーグレート エコハイブリッド(試験車両)】
全長   :11,990㎜
全幅   :2,490㎜
全高   :3,080㎜
車両総重量:25t
エンジン :12.8リッター直列6気筒ディーゼルターボ
最高出力 :279kW(380ps)/1800rpm
最大トルク:2160Nm(220kg-m)/1100rpm
トランスミッション :12段デュアルクラッチ
ハイブリッドシステム;パラレル方式

大型トラックのハイブリットの需要

「あまりハイブリッドにすることによってメリットがない」
という理由でなかった大型トラックのハイブリッド。

元々、ハイブリッドが、ストップ&ゴーが多い集配用の小型トラックなどに向いていると考えられているためである。
しかし、三菱ふそうは高速走行主体の大型トラックであっても、車速一定での緩い下り坂で、補助ブレーキによる制動力を回生エネルギーとして蓄えられることから十二分に可能性があると判断。
CO2削減効果は 小型トラックの5倍以上との試算も出ているといいます。
もし実現されれば、エコへの対策は期待といえるでしょう。


実際に試作車も製作され、東名高速・東京→小牧間において、通常車比10%という燃費改善率を実証していますが、これは都市型トラックのHEV化で約20~30%燃費改善可能、という一般論からするとやや少ないもの。
ですが大型トラックで1割も燃費を向上せしめたのはやはり画期的で、これにハイブリッドの効果を出しやすい都市内走行を加えれば、全体では約20%程度の改善率に達するだろうと推測されていますから、HEV化の効果は絶大です。


パラレル式ハイブリッドシステム

小型トラックの「キャンター エコハイブリッド」と同じく、パラレル方式のハイブリッドシステムを採用。

パラレル式ハイブリッドシステムとは…
『エンジン→自動制御クラッチ→モーター兼発電機(M/G)→トランスミッション(12段機械式自動変速機・AMT)→(後輪)』という構成。
電力の発生源が減速エネルギーからというのは同じで、減速時には自動制御クラッチによって、エンジンとそれ以降のドライブトレインの結合を断ち、AMTに直結されたM/Gに減速エネルギーを集めて発電させる。
ベース車両の駆動系への変更が少なくて済むメリットがあります。
パラレル方式 パラレル方式2
スーパーグレート・エコハイブリッドは、街中での頻繁な発進・停止だけではなく、高速道路での減速操作からも、電力を獲得できるようにしたのが大きく異なるところです。


現状

2011年10月22日発表され、三菱ふそうのテストコースがある栃木県喜連川研究所で試乗が行われました。


開発はまだ初期段階と言うものの、クラッチの切り替えのスムーズさやアイドリングストップの速さは十分に市販レベルで、残る課題はソフトウェアの煮詰めやコスト削減だそうです。


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  • 2015/03/23 15:54
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