トラックに消火器を搭載する条件って?

トラックにも消火器を設置しなければいけない?

 思わぬ事故や、災害有事の際に欠かすことの出来ない消火器。

 一般的には、公共施設や学校、工場などに設置されていますが
運搬するものや条件によってはトラックなどの車両にも消火器を
設置する義務が課せられているんです。
 ですが、その事を多くの人が知らない現状…。

 そこで今回は、トラックに消火器を設置しなければいけない条件
についてわかりやすくまとめてみました。
トラックに消火器を設置させる義務がある?

消火器のライター
【消火器の搭載義務とは】
 普通乗用車の場合だと考えた事も無いかもしれませんが、トラックなどの
貨物自動車に消火器を設置する義務はあるんでしょうか?

 そこで、調べてみたところ道路運送車両の保安基準に以下の様な
規定がありました。

道路運送車両の保安基準第47条
次の各号に掲げる自動車には、消火器を備えなければならない。

  1. 火薬類を運送する自動車(被牽引自動車を除く)
  2. 危険物の規制に関する政令別表第三に掲げる指定数量以上の危険物を運送する自動車(被牽引自動車を除く)
  3. 告示で定める品名及び数量以上の可燃物を運送する自動車(被牽引自動車を除く。)
  4. 百五十キログラム以上の高圧ガス(可燃性ガス及び酸素に限る)を運送する自動車(被牽引自動車を除く)
  5. 前各号に掲げる火薬類、危険物、可燃物又は高圧ガスを運送する自動車を牽引する牽引自動車
  6. 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則に規定する放射性輸送物(一部抜粋)を運搬する自動車
  7. 乗車定員十一人以上の自動車
  8. 乗車定員十一人以上の自動車を牽引する牽引自動車
  9. 幼児専用車

という記載があります。
つまり、道路運送車両の保安基準第47条に記載されている条件に当てはまる車両は
運搬する荷物に対応した消火器を適切な場所に搭載しなければいけませんよ。
という事になります。

 ですが、この原文のままだと、どのような条件になるのか少々わかりづらいですよね。
次の項目で、わかりやすくまとめてみたので確認してみましょう。


どんな条件だと搭載が必要?

消火訓練
【消火器の搭載条件】
 前の項目で、少々わかりづらかった車両への消火器搭載義務の条件を
同順で記載し、一覧でまとめてみました。

  1. 火薬類を運送する車両(トレーラーの場合はヘッドに必要)
  2. 指定数量以上の危険物を運搬する車両(トレーラーの場合は同上)
  3. 指定数量以上の可燃物を運搬する車両(トレーラーの場合は同上)
  4. 150kg以上の高圧ガスを運搬する車両(可燃性ガス・酸素の場合だけ、トレーラーの場合は同上)
  5. 1~4までに出てきた、火薬類・危険物・可燃物・高圧ガスを運搬する自動車を牽引する車両
  6. 放射性物質、核燃料を運搬する車両
  7. 定員11人以上の車両(トレーラー・ヘッドの両方に設置が必要)
  8. 定員11人以上の車両を牽引する車両
  9. 幼稚園バス

 という上記の様な9つの搭載義務が生じる条件が存在します。
なので、これに当てはまる条件であればトラックだけではなく
普通車両やバスなどにも消火器の設置義務が課せられる場合も
あるという事になります。


車載消火器の有効期限や処分方法って?

廃棄する消火器
【車載消火器の使用期限】
 車載消火器を設置したものの、有効期限や交換の目安期間を知って
おかなければいざという時に、危険な状況になり兼ねないので
ここでは消火器の有効期限を確認していきましょう。

 消火器の設計標準使用期限は製造より10年となっていて
10年を経過した消火器は交換または耐圧性能点検(水圧試験)を実施する
必要があります。

 また、日本消防検定協会の検定品の場合は、国で定める安全基準マーク
「国家検定合格之証」が記載されていて、この場合だと耐用年数は5~8年
とされています。

 ですが、容器の傷や錆、腐敗など保存状態によってはこれらの耐用年数を
過ぎてなくても交換、又は適切な処置を施す必要があります。
そのため、耐用年数だけで判断せず、しっかりと点検することも大事になります。

【車載消火器の処分方法って?】
 では、期限の切れた消火器はどのように処分したら良いのでしょうか?
する方はいないと思いますが、消火器を一般ごみとして廃棄することはできません

 処分方法はいくつか存在するので、以下にまとめてみました。

  • 販売店に問い合わせる
  • 消火器リサイクル推進センターのホームページから対応事業所を調べて
    問い合わせる
  • 消火器に記載されている消火器メーカーに問い合わせる

などがあります。
また、消火器を処分する際にはリサイクル料金が発生します。
廃棄予定の消火器に、リサイクルシールが貼られているかもしっかり確認しましょう。

リサイクルシールの見本
安全第一

 なお、上記のようなシールが貼られている消火器は、購入の際にリサイクル代金を
支払っている消火器です。
 問い合わせ時に、シールが貼られている旨を伝えておくと良いでしょう。

※消火器によってシールの色などは異なります。
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ご参考まで
廃消火器のリサイクルのご参考まで

・リサイクルシールが貼付されていない消火器は、「廃棄対象の消火器種別に対応したリサイクルシール代金+一次物流経費(保管費、運搬祖等)」が必要

・リサイクルシールが貼付済みの消火器は、「一次物流経費(保管費、運搬祖等)」が必要

リサイクルシールの価格と一次物流費は「特定窓口と呼ばれる許可を得ている事業者が自由に価格設定する」とされており、(協定価格を取り決めすると独禁法に接触するため)、窓口により異なります。

価格は、地域性や交通の利便性、距離などにより異なりますため、リサイクルシールが貼付されている消火器でも1,000円~3,000円程度の一次物流費を請求されることがありますのでご注意ください。
  • 2014/06/19 18:10
  • 匿名
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