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バスの連続運転が可能な時間ってどれくらい?

バスの連続運転時間は?

 2012年、関越自動車道高速バス居眠り運転事故があって以降
注目されることとなったバスの連続運転時間。

 バスを利用することで、交通費を安価で抑えられる事から今でも
長距離の移動手段として、多くの方が利用しています。
 その反面、バスの運転手不足という状況を改善しないまま運行
したために、疲労からくる居眠り事故が多発しているのも現状…。

 そこで今回は、バスの連続運転時間は何時間までなのか
という点にピックアップしてみました。


バスを連続で運転してもいい時間って?

サボるバスの運転手
【何時間まで運転できるの?】
 では、一般的な路線バスの運転手は何時間までなら連続運転することが
出来るのでしょうか?

 調べてみたところ、厚生労働省労働基準局が定める「自動車運転者の
労働時間等の改善のための基準」のバス運転者の労働時間等の基準に
以下の様な記述がありました。

自動車運転者の労働時間等の改善のための基準第5条1項
・1日の運転時間は2日(始業から48時間)平均で9時間以内にすること。
・1週間の運転時間は2週間ごとの平均で44時間以内にすること。
・連続運転時間は4時間以内、4時間経過後は30分以上の休憩を取ること。

 とされています。
つまり、記述の通り連続運転は4時間までで、4時間経過後は30分以上の休憩
取らなければいけないという事になります。

 ただし、運転開始後4時間以内又は、4時間経過直後に運転を中断する場合の
休憩等については、少なくとも1回につき10分以上としたうえで分割することも
できるので、状況に応じて振り分けると良いでしょう。

 ちなみに、これらを無視してドライバーに無理な連続運転をさせてしまうと
貨物自動車運送事業輸送安全規則に違反することとなり、運送事業者に以下の
様な処分が下る可能性があります。

・初回違反
 警告
・再違反
 20日車(20日間の車両使用停止処分)


高速バスと貸切バスの違いは?

夜行バス
【バスの運営目的によってかわる】
 バスと一言に言っても、高速バスや観光バス、路線バスなど様々な
目的に合わせたバスが存在します。

 これらは、すべて連続運転時間や休憩時間は一緒なのでしょうか?
調べてみたところ、国土交通省より、高速乗合バス及び貸切バスの
交替運転者の配置基準の策定について以下の様に記述されています。



高速バス
観光等の貸切バス
路線バス
連続運転

2時間まで
2時間まで
4時間まで
運転時間

一日9時間以内
一日9時間以内
一日9時間以内
休憩時間

4時間毎に30分以上確保
2時間毎に15分以上確保
4時間毎に30分以上確保

 このようになっていて、高速バス・観光等の貸切バス・路線バスでそれぞれ
違うことがわかります。

 また、ここに記載されている内容以外にも、連続乗務日数や実車距離なども
細かく定められています。
 ですが、実際の現場だと運行予定通りにタイムスケジュールが合ってこない
などの理由により、休憩がしっかり確保されていないところも多いようです…。


バスの連続運転による事故事例って?

バスの事故事例
【過労運転による事故とは】
 最後に、連続運転などの過労により起こってしまった事故事例
まとめてみました。

 これは、2014年3月に富山県の北陸自動車道の小矢部川サービスエリアで
起きた、居眠り運転による起こってしまった事故事例です。

事故の概要

 北陸自動車道上り線の小矢部サービスエリア(SA)で宮城交通の高速夜行バスが止まっている大型トラック2台に相次いで衝突。
 この時、運転手は居眠りか体調急変により意識が無かったものと思われる。

 なお、この運転手と乗客の男性1人、計2名が死亡した。

原因

  • 当該運転者は事故当時、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査で「要経過観察」状態と診断されながら運転していた。
  • 当該運転者は事故当日まで、11日連続で勤務していたため、運転者が過労状態にあった可能性が考えられる。

再発防止策

  • 運転中に眠気を感じたときは、休憩をするか、睡眠をとる。
  • 連続4時間を超える運転にならないように、休憩をとる。
  • 少しでもSASの疑いがあれば、症状が改善されるまでは運転を控える。
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