車上渡しや軒下渡しの意味って?

貨物の受け渡し方法

 電話一本、インターネットのボタンひとつで自宅や会社まで
頼んだ商品を届けてくれる運送トラック。

 大変便利なシステムなんですが、受け渡し方法を選択する時に
「車上渡し」や「軒先渡し」の意味を理解しないまま、安易に選択して
しまったために大変な目に合ったなんて事もあるそうです…。

 そこで今回は、車上渡しや軒先渡しの意味と責任の範囲について
まとめてみました。
軒下渡しってなに?

ピザの配達
【軒下渡しとは】
 では、軒先渡しとはどういったシステムなのか確認していきましょう。
軒先渡しとは、ドライバーが商品を受取人の玄関、工場や倉庫の入り口
までは運送しますが、家屋の中に運び入れたり、商品を設置したりする
作業は、受取人が行う方法
のことを言います。

 そのため、この軒先渡しはトラックドライバーや受取人が運ぶことが
出来る重量の物が多く、一般家庭向けには主にこの方法が取られています。

軒先渡しに使われる貨物の一部例
  • ピザや寿司などのデリバリー
  • 米や水などの配達
  • 家具などの日用品
  • 軽量の工業用品など

 上記に挙げたものが、軒先渡しで使われる商品の一部例となります。
これらの商品であれば、一般的には注文する時に、配達方法を何も選択
しなくても玄関先まで運んでくれます。

 ですが、これがもし車上渡しだったら、全く違う配達方法になって
しまうんです。

 次の項目で、車上渡しとは何なのかを確認してみましょう。


車上渡しってなに?

フォークリフトで荷降ろし
【車上渡しとは】
 次に、車上渡しとはどういったシステムなのか確認してみましょう。
車上渡しとは、ドライバーは商品を目的地まで運送しますが、荷台から
荷物を降ろす作業は受取人自らが行なう納品方法
のことを言います。

 これは、主に大型機械や重量物品などに適用されることが多く、商品に
よっては受け取り側でクレーンやフォークリフトをはじめ、それに類似する
昇降機や移動用台車などを準備しなければいけません。

車上渡しに使われる貨物の一部例
  • 機械用モーターやポンプ
  • ボルトやネジ等の金属品
  • 機械用オイル等のドラム缶
  • パレットに積載して運搬するもの全般

 上記に挙げたものが、車上渡しで使われる商品の一部例となります。

 どれも簡単に運搬する事が難しい商品のため、うかつに車上渡しを
選択すると、荷物の到着時に自ら運ばなければいけないという事になり
こんな大きくて重いものは運べない…なんて事にもなり兼ねないので
注意しましょう。


貨物の責任はどこから移行するの?

裁判で使う木槌
【それぞれの責任範囲】
 ここまで、軒先渡しと車上渡しについての説明をしてきましたが、これらの
受け渡し方法で、どこからどこまでが商品を管理する上での責任を持つことに
なるんでしょうか?

 以下に、配送方法別に責任の所在をまとめてみました。

  • 軒先渡し
    軒先渡しならば相手先の受取人の前まで持ち込み、トラックから降ろすまでがドライバー側(売主)の責任となり、それ以降は受取人の責任となります。

  • 車上渡し
  1. ケース1
    受取人(買主)が車を販売店に持ってきて、売主がその車に積み込む場合は、商品を車に積込むまでが売主側の責任となり、それ以降は受取人の責任となります。
  2. ケース2
    売主が受取人(買主)の場所まで商品を運ぶ場合は、目的の場所まで運搬するまでがドライバー側(売主)の責任となり、トラックから商品を降ろす作業からが受取人の責任となります。

 日々運びなれたプロとは違い、受取人が自ら荷降ろしする時は搬入作業の傷や
へこみが気づかないうちに商品に入りこむという事があります。

 この時に、責任の所在が曖昧になる事があるので、これら責任の所在をしっかり
把握しておき、受取人側に責任が生じる前に傷やへこみの有無をご確認し、無用な
トラブルを避ける
ようにしたいですね。
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