65歳以上が受ける適齢診断の内容や流れって?

高齢ドライバーの適齢診断

 高齢化社会を迎えると共に、年々増加していくベテランのトラック
ドライバー。

 そんなベテラントラックドライバーの運転事故を未然に防ぐため、
65歳以上の方には適齢診断の受診が義務付けられています。
 ですが、この適齢診断についてどういう事をやるのか、予約は必要か
など、疑問を持つ方も多くいるかと思います。

 そこで今回は、適齢診断の内容から流れまでをまとめてみました。
適齢診断とは

古いサンバートラック
【適齢診断って?】
 そもそも、この適齢診断というのはどういったものなのでしょうか?

 これは、65歳以上のプロドライバーの方を対象とした検査で、その診断の
結果を基に加齢による身体機能の衰えや、運転時の反応速度などを測ります。
 また、身体機能が衰えた事による変化に対応した運転の行動などについて
アドバイスが行われます。

 この適齢診断には、受けなければいけない時期や、乗車する車両により
受診回数が変わっていて、その詳細は以下のようになっています。

旅客自動車における受診時期や回数(個人タクシー事業者以外)
  • 65歳に達した日から1年以内に1回、その後75歳に達するまで3年以内ごとに1回受けなければなりません。
  • 75歳に達した日から1年以内に1回、その後1年以内ごとに1回受けなければなりません。

貨物自動車における受診時期や回数(トラック等)
  • 65歳に達した日から1年以内、その後3年以内ごとに1回受けなければなりません。

 この様に、65歳に達した日以降は定期的に適齢診断を受ける必要があるんです。
では、次の項目で適齢診断を受けるまでの流れを確認してみましょう。


適齢診断の流れって?

適齢講習を受ける人
【適齢診断の概要】
 適齢診断を受ける時に、予約は必要になるのか等、検査を受けるまでの流れは
把握しておきたいところですよね。
 そこで、適齢診断を受けるまでの流れを確認していきましょう。

  1. 自動車事故対策機構(NASVA)に受診の予約を入れます
    インターネット、電話、FAXで適齢診断受診の申し込みをしましょう。
    予約制なので、急に行っても受診することは難しいでしょう。

  2. 受付を行います
    事業者名、診断の種類、受診者氏名等の確認が行われます。

  3. 診断開始
    動作の正確さ
     様々なトラブルに対し、的確かつ迅速な処置ができるか測定します。
    判断及び動作のタイミング
     動作をおこすタイミングの判断の適切さを測定します。
    注意の配分
     次々に変化する事態に対し、注意の配分の具合を測定します。
    視覚機能
     動体視力、眼球運動、周辺視野等を測定します。
    安全態度及び危険感受性
     運転者の安全に対する考えや、危険予測、判断のの妥当性を測定します。

  4. 適齢診断
    加齢による体力の衰えや、運転行動への影響を測定します。

  5. 適性診断票発行、安全運転助言及び指導を行います
    測定の結果を印刷した、適正診断票が発行されます。
    また、測定した結果に基づく助言や指導が行われます。

 全体的な流れとしては、このようになっています。
受診の最後には、結果に基づいたアドバイスなどが行われるので、注意点などが
あった場合これからの運転業務に役立てると良いでしょう。


適齢診断の内容って?

運転シミュレーションをする高齢ドライバー
【診断の項目って?】
 では最後に、適齢診断においてどのような指導があるのか確認してみましょう。

 この検査は、全体的な流れとしては変わりありませんが、乗車している車両に
より、その内容が変化します。
 以下に、旅客自動車と貨物自動車が受ける内容を項目別にまとめてみました。

貨物自動車の運転者のみ
  • 貨物の正しい積載方法を習得する
  • 過積載の危険性を理解する
  • 危険物を運搬する場合に留意すべき事項を把握する
  • 適切な運行経路の通行及び当該経路における道路及び交通状況を把握する。

旅客自動車の運転者のみ
  • 乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項を理解する
  • 旅客が乗降するときの安全を確保するために留意すべき事項を理解する
  • 主として運行する路線や経路を把握する
  • 営業区域における道路及び交通の状況を把握する

 この様に、貨物自動車と旅客自動車では講習の内容が変化します。
ですが、この次に受ける適齢診断は共通しており、以下の様な内容となっています。

高齢運転者
  • 診断結果より、運転者が安全な運転方法を自ら考えるよう指導されます。

 内容はこの1点のみで、体力の衰えなどにより、安全な運転方法や状況判断が
鈍ってくる年齢とされているため、安全運転を心がけましょうという旨の確認が
行われます。

 社会全体の高齢が進み、65歳を過ぎてもまだまだ現役で働き続けなければいけ
ない環境になってきます。
 いつまでも現役で運転が出来るよう、日頃から安全運転を心がけるようにしま
しょう。
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