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【コンビニと連携】駆けつけ型GSの仕組み・方法とは?

ガソリンスタンド過疎地に対応、駆けつけ型GSとは

 地方に住んでいる方や、トラック運転手の方ならば「GS過疎地」という
言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか?

 ガソリンスタンドが少ない地域のことを指すのですが、そのGS過疎地対
策として、消防庁がコンビニとガソリンスタンドが連携する「駆けつけ型
GS」の実証実験を今秋始める方針を固めました。

 そこで、駆けつけ型GSの仕組みやメリットをまとめてみました。


駆けつけ型GSって一体何?

潰れそうなガソリンスタンド
【駆けつけ型GSとは】
 一般的に、ガソリンスタンドは給油時の立会が義務付けられた危険
物取扱者の常駐が法律で定められています。

 しかし、この駆けつけ型ガソリンスタンドでは、ガソリンスタンド
従業員を常駐させず、隣の農協やコンビニエンスストア等に危険物
取扱者の資格を持つ従業員を置き、その従業員がガソリンスタンドの
対応を行います。

 そのため、ガソリンを給油する車やトラックがいない場合には、基
本的には無人に近い状態になります。

【駆けつけ型GSを実験する背景】
 若者の車離れ、ガソリンスタンドの建物の老朽化などを背景に、ガ
ソリンスタンドを廃業する経営者の方が増えていて、GS過疎地という
ガソリンスタンドの3店舗以下の自治体も比例するように増加傾向に
あります。

※廃業する理由
  • 利用者の減少
  • 建物の老朽化
  • 危険物取扱者の人件費
  • 経営者の高齢化
  • 後継者不足
  • 価格競争による採算悪化

 また、このGS過疎地は、2015年3月末現在、東京特別を除く1718
市町村のうち283件あり、災害時の燃料補給や高齢者世帯への灯油
配達の拠点としての機能が失われるとして、対応策が求められてい
ました。

 そして、その改善案・対応策として、今回の「駆けつけ型GS」が
検討され、実験が行われます。

ガソリンスタンドの店舗数グラフ


駆けつけ型GSのメリット・デメリットは?

【駆けつけ型GSのメリット】
自動車の給油口  では、その駆けつけ型GSにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

※駆けつけ型GSのメリット
  • 人件費の削減
  • GS過疎地への対応
  • 災害時の燃料補給
  • 高齢者世帯への灯油配達の拠点
  • ガソリンスタンドの24時間化
  • 店頭ビジネスの簡略化
  • 新たなビジネスモデル創出

 人件費削減を目的として、この駆けつけ型GSの検討がされていますが、
ガソリンスタンドが24時間営業出来る点や、コンビニや農協とガソリンス
タンドが併設することでのシナジー効果が生まれるのではないかという見
方があるようですね。

【駆けつけ型GSのデメリット】
 では、反対にデメリットはどういったものがあるでしょうか。

※駆けつけ型GSのデメリット
  • コンビニ店員の負担増
  • 危険物取扱者の人件費増
  • 混雑時などのサービスの低下
  • 衛生面での不安

 駆けつけ型GSのデメリットとしては、これらのものが考えられます。

 コンビニとガソリンスタンドの両方に客が来てしまった場合、店員が
対応しきれない事も考えられますし、ただでさえ、コンビニ店員の仕事
量が多いのに、これ以上仕事を増やしてしまって大丈夫なのか
といった
声もありました。

 現状では、実際に運営を行うというわけではなく、実験段階なので、
これらの対応をどう行うかに注目が集まりそうですね。



実際に駆けつけ型GSを導入するとどうなるの?

【駆けつけ型GSを導入した場合】
問題を解決するステップ  では、実際に導入した場合、どのようなことが考えられるでしょうか。

 近隣住民の方の利便性が上がることは間違いないですが、次のような
ケースも考えられます。

  • 仕事量の割に給与が少ない(待遇が悪い)
  • 働く人が集まらない
  • 更に現場に負担がかかる(人手不足によるサービスの低下)

 仕事の3Kと言われるように、きつい、きたない、危険という仕事は人手
不足になりがちですが、今回の駆けつけ型GSでは、仕事量が多くきついと
いう印象を持っている方が多く、人手不足になるのではないかと予想され
ます。

 今秋からの実験で問題点を洗い出し、どう解決するのかを考えていく必
要がありそうですね。

 また、GS過疎地対策としては、次のようなもの検討されています。

  • 移動給油車の開発
  • 直接給油とは別のGS負担軽減策の検討
  • タンクローリーから給油機を通して給油できる仕組みの研究

 これらも現状では、検討段階で、実用化はされてないものが多いため、
GS過疎地問題を解決するのはもう少し時間がかかりそうですね。

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