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【魚を新鮮なまま運べる】活魚運搬車の構造とは?

【活魚運搬車の仕組みや構造は?】

 普段、口にしている新鮮な魚介類は、水揚げされた市場から
どうやってスーパーや鮮魚店に運ばれているのか気になった事は
ないでしょうか?

 実は、魚介類を運搬する際は、一般的なトラックではなく、魚を
生きたまま運ぶことができる活魚運搬車という車両が使われます。

 あまり聞き慣れない名前ですが、一体どのような仕組みや構造で
魚を生きたまま運ぶ事ができる
のでしょうか?


そもそも活魚運搬車とは?

魚の荷詰め
【活魚運搬車の概要】
 活魚運搬車は通称「活魚車」とも呼ばれ、道路運送車両法において
特殊用途自動車に分類されている車両になります。

 活魚運搬車の主な目的は、その名の通り魚を活かしたまま運ぶ事
挙げられ、長時間の輸送でも魚を生かすことが出来る機能を備えてい
ます。

 活魚運搬車で運搬できる魚の量は、魚の種類や状態によって、多少
異なりますが、水量に対して10%~30%程の魚を積載する事が可能
です。

 また、水槽内部に仕切りを作ることで、異なる種類の魚を運ぶこと
も可能となっています。

 基本的には、漁港近郊で魚介類を扱う会社が使用する事がほとんど
ですが珍しい使用方法として、活魚運搬車の車体が移動水族館として
利用されることもあるんだとか…。


活魚運搬車の仕組みはどうなってるの?

トラックの生け簀
【活魚運搬車の構造】
 さて、活魚運搬車は生きたまま魚を運ぶことができますが具体的には
どのような機能が備わっているのでしょうか?

 活魚運搬車の水槽部分は、FRPと呼ばれるガラス繊維を混ぜたプラス
チックと、断熱性を合わせた合成素材が使われ、水温が外気の影響を
受けにくい造りになっています。

 また、魚を自然に近い状態に保つため、酸素の供給やろ過、水温や水流
の調整する機能
が備わっており、細かく制御できるようになっています。

 その他にも、水槽用の発電機やクーラー、酸素流入用装置など一般的な
トラックにはない装備を車体に備えています。

 さらに、車内には水槽を管理する水温計付き警報機、クーラーモニター、
水槽用監視カメラなど、水槽を管理・監視するための装置を数多く設置
しています。

 このように、活魚運搬車は他の車両にはない特殊な機能を装備し、魚を
新鮮に保っているというわけですね。


活魚運搬車にはどんな車種があるの?

トラックの移動水族館
【活魚運搬車の架装】
 さて、様々な設備が施された活魚運搬車ですが、どのような車種が
使われているのでしょうか?

 実は、活魚運搬車に架装する際にベースとなる車体は、軽トラックから
小型、中型、大型トラック、さらにトレーラーまで、大小関わらず様々な
車種のトラックが架装されています。

活魚運搬車に活用されている車種
軽トラック:
小型トラック:
中型トラック:
大型トラック・トレーラー:
スズキ・キャリィ
マツダ・ボンゴトラック、いすゞ・エルフ
三菱・キャンター、日野・レンジャー
いすゞ・ギガ、日野・プロフィア

※軽トラックの活魚運搬車
”軽トラックの活魚運搬車

 運搬する魚介類の種類や量によって様々なトラックに架装され、
搭載される設備の規模も異なってきます。

 中には、大型の魚を運ぶために荷台にクレーンが搭載されたものや
側面から中が見えるようにウイング仕様になっている活魚運搬車も
存在します。

 販売価格や架装料金に関しては、一台ずつ用途によって設備が
異なるので、一概にいくらと述べる事ができず、ネットでも公開されて
いません。

 とはいえ、中古の活魚車であれば、トラックの販売サイトなどで確認
することができるので購入を検討している方は見てみると良いでしょう。

 ちなみに、状態にもよりますが、小型の場合はおよそ30万円、大型の
場合はおよそ400万~800万円程度
の価格で販売されているみたいです。

 水槽の設備を搭載しているので、当然ながら一般的なトラックよりも
ちょっとお高い価格設定のようですね…。
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