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トラックの部品名称とその役割【動力編】

トラックの部品名称とその役割【動力編】
いすゞフォワード
分類は同じ車だけれど、トラックは乗用車がただ単に大きくなったものではなく、どこから見ても明らかに違いがありますよね。
そんなトラックの部品の名称って案外知らないものです…。

そう思い、今回はトラックの部品名称、その中の動力」の名称をピックアップして調べました。



エンジン
燃料を継続的に燃焼することで、パワートレインに回転エネルギーを供給する装置です。

シリンダー内で発生した爆発的なエネルギーをピストンを勢いよく押し下げ、クランクシャフトを力強く回転させ、クランクシャフトで回転運動に変換された回転エネルギーは、クラッチを介してトランスミッションへと伝えられます。

※ディーゼルエンジン…より大きな馬力を得られる燃焼方式をとっているため、強靭なパワーを生み出すことができ、重い荷物を運ぶトラックのに適しています。

トランスミッション

トランスミッション エンジンでつくり出された回転エネルギーを、走行条件に合わせて段階的に取り出す装置です。

大小いくつもの歯車の組み合わせによって、坂道をのぼるときにはエンジンからの回転力(トルク)を倍増させたり、より早く走る時はエンジンからの回転(スピード)を大きくし、プロペラシャフトへと伝える調整役の役割と果たします。

昔は、腕の力でトランスミッションを切り替えていたので、レバーを長くしたりして「てこの原理」の応用で少しの力で切り替えられるように工夫されていました。
現在では、「空気の力(圧縮された高圧の空気)」で行うのが主流になり、「空気の力」がギヤを動かす補助をしてくれる仕組みとなってります。

【仕組み】
●1~3速 『減速ギア』
 プロペラシャフト側の回転数がエンジン側に比べて少ないギア比の状態。
 発進、追い越し、坂道走行に適しています。

●4速 『トップギア』
 変速が行われない直結のギア比(1:1)の状態で、一番燃料を節約できる速度を維持します。
●5速 『オーバードライブギア』
   エンジン回転より速く回るギア比の状態。
 高速走行や省熱費走行に適しています。

主に小型トラックで4~5段、中型トラックで5~6段、大型トラックで6~7段に切り換えられるよう歯車が組み込まれ、その歯車の組み合わせで変速を行う仕組みになっています。

燃料タンク

燃料タンク
燃料を蓄えるためのものです。

トラックの燃料タンクは、ボディの中の見えない場所に収まっている普通の乗用車に対して、フレームの外に置かれています。タンクの下側は荷駄にも隠れていないのでむき出しになっているものがほとんどです。

年中、長時間走らなければならないトラックの燃料タンクは、直射日光や、冷たい外気にさらされ続け、時には泥水がはねたり、雪国だと道路の融雪剤がかかったりもします。
そんな状況に耐えるため耐久性を考えられた材質(主に金属製)で頑丈に作られています。


ラジエータ・クーラント

アルミ製ラジエーター
エンジンなどの熱を冷却する装置です。

ラジエータの冷却液がエンジンを中心に発生した「熱」を奪っていき、外に放出させて「冷やす」という一連の仕組となっています。
ラジエータの効果を効率よくするには「風のながれ」に工夫が必要となります。

ラジエータはエンジンルームにキャブの前面の格子状の部分のグリルというところから風を取り入れています。
このグリルの穴の形によって性能は変わってきます。

グリルから流れ込んだ風はエンジンなどを冷やした結果「熱い風」になります。この「熱い風」がエンジンルームを逆流したり、滞留したりしないよう、スムーズに外に流し出す必要があります。
そのため、スポンジ状のものでキャブとラジエータのすき間をぴっちり埋め、熱い風がエンジンルームを逆流しないように防ぎ、スポンジ状のものでキャブとラジエータのすき間をぴっちり埋め、熱い風がエンジンルームを逆流しないように防ぎ、スムーズに外に流し出すようにしています。


排気システム
排気ガスを出すための排気システムです。

エンジンからでた排気ガスを「触媒」と呼ばれる部分を経由させ、サイレンサー(マフラー)の中を通して、大気中に出すまでのシステムです。

排気システムのは大きな3つの目的があります。

排気ガスをクリーンにする。
 エンジンから出た高温の排気ガスは、排気ガスをクリーンにする機能を持つ「触媒」という部分に送られます。
※、排気ガスの温度が高いと活性化し、その働きがよくなります。  このため、例えば「中空二重管」という特殊な管を使い、排気ガスの温度を高く保ったまま「触媒」に送る工夫がされています。

排気ガスを出すことによって起きる騒音をできるだけ抑える。
 主にサイレンサーと呼ばれる部分が、排気ガスを膨張させたり、収縮させたりして抵抗を与え、音がなるべく小さくなるように設計されています。
騒音を抑えることとエンジンの出力とのバランスを考えて、管の太さ、サイレンサーの構造が最適になるように調整と工夫がされています。

排熱い排気ガスをある程度冷やして外に出す。
 エンジンから出る排気ガスの温度は何百度にもなります。そのため、サイレンサーの中で排気ガスを膨張させたり、管やサイレンサー表面から放熱させることで熱を奪っていくようにしています。
排気システム自体も高熱に耐える材質でなくてはならないため、高温でも強度が高いこと、さびにくいことからステンレスが材質に使われることが多いようです。

排気系システム
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