【労働災害の防止】フォークリフト荷役技能検定とは?

運転技能講習修了者が受験できる、荷役技能検定

 平成27年11月より、フォークリフトの新たな技能検定である
「フォークリフト荷役技能検定」がはじまります。

 このフォークリフト荷役技能検定とは、新しくできた検定でも
あるので、どのような目的で行われるのか、また試験内容は
どんな感じなのか気になる方も多いのではないでしょうか?

 そこで今回は、フォークリフト荷役技能検定の目的や試験内容
などについてまとめてみました。
フォークリフト荷役技能検定とは?

講習を受ける人
【フォークリフト荷役技能検定の概要】
 さて、フォークリフト荷役技能検定とは、フォークリフトの労働災害の
防止に寄与することを目的に行われる検定で、陸上貨物運送事業労働災害
防止協会(陸災防)が平成27年度よりスタートさせました。

 この検定は、フォークリフト運転技能講習修了者を対象に、実務経験に
よって1級か2級のどちらかの検定を受験でき、1級は平成28年から、
2級は平成27年11月から
試験がはじまります。

 検定の試験内容は学科試験と実技試験に分かれ、実技試験はさらに点検
試験と運転試験の2つに分かれます。

 学科試験は80%以上の点数で合格、点検試験と運転試験は2つの試験の
点数が合わせて80%以上だと検定獲得となります。

 また、開始されていない試験なので、合格率はまだ公開されていません。

※フォークリフト荷役技能検定の試験
試験内容
学科試験
実技試験(点検試験)
実技試験(運転試験)
点数
300点満点
200点満点
500点満点
試験時間
40分
試験6分00秒、打切10分
試験5分30秒、打切9分

 この検定をフォークリフト運転者が受けることにより以下の
ようなメリットを得ることができます。

※フォークリフト荷役技能検定を受験する事によるメリット
  • 安全で正確かつ迅速な作業への意識付け
  • 技能向上への意欲促進
  • 社内での評価アップ

 このように、フォークリフト荷役技能検定の受験を意識することに
より、日々の作業がより正確になり、自分の作業について客観的に捉
える事も可能になるということですね。


フォークリフト荷役技能検定の受験資格・試験内容

荷役を行うフォークリフト
【技能検定の受験資格は】
 さて、このフォークリフト荷役技能検定はもちろんだれでも受験できる
わけではなく、一定の実務などが必要となります。

※フォークリフト荷役技能検定の受験資格
  • 1級 2級合格後、2年以上の実務経験
  • 2級 運転技能講習修了後、2年以上の実務経験

 また、1級の受験者に要求される技能は、荷役作業の高度な技能を持ち、
指導者的な役割を行える、運転技能講習終了から5年程度の実務経験者
求められています。

 さらに、2級の受験者に要求される技能は、荷役作業の基本的な技能を
有している事であり、運転技能講習終了から3年程度の実務経験者が求め
られています。

【試験内容は?】
 さて、フォークリフト荷役技能検定の試験内容とは、どのような知識や
フォークリフトの操作が必要になるのでしょうか?

 学科試験と実技試験の内容は以下のとおりです。

○学科試験

1.荷役作業
荷役作業に伴う安全衛生に関する基本的な知識、作業全般に関する一般的な知識法

2.関連法令
労働安全衛生関係法令のうち、荷役作業に関する基本的な知識

3.フォークリフトの走行
フォークリフトの走行に関する装置の構造、取り扱いの方法に関する基本的な知識

4.フォークリフトの荷役
フォークリフトの荷役に関する装置の構造、取扱いの方法に関する基本的な知識

5.フォークリフトの力学
フォークリフトの運転に必要な力学に関する基本的な知識

○実技試験

<点検試験>

作業開始前点検
「作業開始前点検項目」の点検箇所の点検内容について、適切な点検が実施できること。

<運転試験>

1.乗車
安全な手順で乗車すること

2.発進
安全な走行姿勢であること。所定の地上高にリフトし、前方、側面左右の安全を確認し、静かに発進すること

3.走行操作
安全な走行操作を行っていること。(安全走行、架台への前進姿勢、停止位置など)

4.取り下ろし
安全な作業手順及び正確な取りおろし(2段取り、フォーク差し込み位置、パレットと架台との間隔)

5.積付け
安全な作業手順及び正確な積付け(2段取り、パレットと架台との間隔)

6.停止
正確な停止位置(所定の停止位置)

7.停車
安全な操作手順で停車すること

8.降車
安全な手順で降車すること

9.その他の共通事項
禁止操作事項(安全確認、急発進・急停車、コース逸脱)


フォークリフト荷役技能検定の試験会場・持ち物は?

指導を受ける人
【フォークリフト荷役技能検定を受験する】
 では次に、フォークリフト荷役技能検定の試験会場の場所や受験
費用、さらに当日試験会場に持参する持ち物について確認して
いきましょう。

※フォークリフト荷役技能検定の主な試験会場用
都道府県
北海道
福島県
千葉県
愛知県
福岡県
施設名
スミセキ・コンテック㈱
福島県トラック研修センター
トラック協会長生研修所
西三河トラック輸送サービスセンター
福岡県トラック協会筑豊緊急物資輸送センター

※フォークリフト荷役技能検定の受験費用
初回の受験は、学科及び実技の同時申込
学科
実技
5,400円
21,600円

※フォークリフト荷役技能検定に必要な持ち物
  • 受験票
  • 身分証
  • フォークリフト運転技能講習修了証
  • ヘルメット
  • 点検ハンマー
  • 作業服
  • 軍手
  • ウエス
  • 筆記用具

 また、フォークリフト荷役技能検定の受験勉強に役立つ参考テキストは
以下の3つが陸災防より指定されています。

※フォークリフト荷役技能検定の参考テキスト
  • フォークリフト運転士テキスト(中央労働災害防止協会発行)
  • はい作業主任者技能講習テキスト(陸上貨物運送事業労働災害防止協会発行)
  • フォークリフト運転業務従事者安全教育テキスト(陸上貨物運送事業労働災害防止協会発行)

 まだ新しく作られた検定なのであまり知られてはいませんが、これから
浸透していく事が考えられるので、試験会場も増えてくることでしょう。

 これを期にフォークリフトの勉強や実技の練習を行うことで、資格を
取得してからこれまでの運転操作などの取り扱いを見直す事ができますし、
まずは、2級合格を目標にしてチャレンジしてみるのも良さそうですね。
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