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【道路への乳剤散布】アスファルトディストリビューターとは?

アスファルトディストリビューターの仕組みや構造は?

 普通、何気なく運転している道路が、どうやって作られているか
気になった事はありませんか?

 実は、アスファルトディストリビューターという車両が、道路を
舗装する工程で使われています。

 あまり聞き慣れない名前ですが、一体どのような仕組みや構造
で道路を舗装している
のでしょうか?


アスファルトディストリビューターとは?

アスファルトディストリビュータ-2
【アスファルトディストリビューターの概要】
 アスファルトディストリビューターとは、アスファルト乳剤散布車とも
呼ばれ、道路運送車両法において普通自動車に分類される車両の事です。

 そのため、運転する際は特別な免許や資格は必要なく、一般的な
トラックの運転と同様、大きさによって中型免許や大型免許で運転する
ことが出来ます。

 アスファルトディストリビューターの主な目的は、乳剤という薬剤を
舗装中の道路に散布
して、路面の表面を強化し、防水性を高める
「プライムコート」と言われる舗装やアスファルトを敷き詰めた後に、
アスファルトと路面を接着しやすくする「タックコート」という舗装を
行なう事です。

 アスファルトの舗装工程で、アスファルトディストリビューターは以下の
ように使用されています。

※アスファルトの舗装方法
  1. 路床工
    道路の基面となる路床を作るために、ブルドーザーやモーターグレーダーで地面を均等にします。

  2. 路盤工
    砕石工場で製造された材料を搬入し、モーターグレーダーで敷き均し、ロードローラーかタイヤローラーで転圧します。

  3. プライムコート
    路盤の上層部に、アスファルトディストリビューターにより乳剤が散布されます。

  4. 基層(アスファルト舗設)
    アスファルトフィニッシャーによりアスファルトが敷き詰められ、ロードローラーで固められます。

  5. タックコート
    ロードローラーにより固められたアスファルトを、アスファルトディストリビューターの乳剤によってより接着しやすくします。

  6. 基層(アスファルト舗設)
    再びロードローラーにより、路面の締め固めが行われて、アスファルト舗装は終了です。

 こうして見ると、いかにアスファルトディストリビューターが
重要な役割を担っているのが分かりますね。


アスファルトディストリビューターの仕組みはどうなってるの?

スプレーバー
【アスファルトディストリビューターの構造】
 さて、アスファルトディストリビューターはアスファルト舗装の補助を
を行いますが、具体的にはどうような機能が備わっているのでしょうか?

 アスファルトディストリビューターには、乳剤を蓄えられるタンク
備えられていて、タンクに積んである乳剤は、車両の後ろに設置された
スプレーバーと呼ばれるブラシのような部分から道路に配布されます。

 このスプレーバーの操作を行なう際は、主に車両後部に備えられた
スイッチで操作され、散布には空気圧か油圧が用いられます。

ディストリビュータ仕組み
 また、車両によってはスプレーバーの洗浄を行なう為の洗浄装置や、
夜間でも作業を行なう為の作業灯が設置されている場合もあります。


アスファルトディストリビューターにはどんな架装メーカーがあるの?

範多機械
【アスファルトディストリビューターの架装】
 さて、様々な機能が備えられているアスファルトディストリビューター
ですが、実は一般で市販されているトラックが架装されて作られています。

 では、このアスファルトディストリビューターの架装を行う主な
メーカーは以下のとおりです。

※アスファルトディストリビューターの架装メーカー
  • 範多機械
  • 三協メカニック

 アスファルトディストリビューターの国内シェアは、範多機械が
圧倒的なシェアを誇り、1980年代からODA(政府開発援助)の一環として
海外にもアスファルトディストリビューターを輸出しているほどです。

 その輸出されているアスファルトディストリビューターは、三菱ふそう
のキャンターや日産ディーゼルのコンドルなどのトラックがベースと
なっているようです。

 このように特殊な形状であるため、台数も限られていますが、
道路工事において欠かせないトラックで、国内だけでなく、海外でも
需要があることがわかりますね。
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