【必要書類や費用など】移動式クレーン(ユニック)の特定自主検査とは

【ユニックに必要な検査とは】

6ヶ月点検
 移動式クレーン(ユニック)を安全に使うためには、定期的な点検を行う
必要があり、この検査を月に1回と年に1回行います。

 日々の業務に追われていても、これらの検査は忘れてはいけないので、
改めて検査内容を確認しておきたいですよね…。

今回は、移動式クレーンの特定自主検査についてまとめてみました。


移動式クレーン(ユニック)の特定自主検査とは?

【年1回の受験が必要】
点検  吊り荷重が3t未満の移動式クレーンは、1年に1回は労働安全
衛生法により特定自主検査を受ける必要が定められています。

 この特定自主検査を受ける際は、自社内で自主検査資格講習修了者の
資格をもつ検査者が検査する事業内検査か、検査業者に依頼して
検査して貰う検査業者検査のどちらかで受検します。

※特定自主検査の検査者
  • 自社内の自主検査資格講習修了者
  • 自主検査資格講習修了の資格を持つ検査業者

 また、特定自主検査を受ける際に必要となる書類は以下のようになります。

※特定自主検査の必要書類
  • 3年分(又は1、2年分)の年次・月例自主検査記録
  • クレーン設置報告書
  • クレーン検査証
  • 委任状(検査に立ち会えない場合)

 さらに、特定自主検査の検査費用は1回平均20,000円程度であり、
その際の検査表や、ステッカーなどが渡されます。
 また、検査後には3年以上保存しないと50万円以下の罰金を課さ
れるので注意が必要です。


移動式クレーン(ユニック)の特定自主検査内容

【特定自主検査の検査項目】
クレーン点検
 さて、上の項目では特定自主検査の概要について説明しましたが、
具体的な検査の項目内容とはどのようになっているのでしょうか?

●外観検査
・シーブの溝部やフランジ部の摩耗の程度、フックブロックの摩耗や変形がないか、指定されたワイヤーロープを使用しているかなどを調べる。

●荷重試験
・定格荷重をつり上げ、つり上げ能力の有無を確認。また、荷を釣った状態で旋回したり、ブレーキをかけたりして、正常なつり上げが出来るか確認する。

●エンジン検査
・エンジンを暖機運転した後に、エンジンオイルの圧力の異常やエンジンオイルの量、エンジンオイルに汚れなどがないか確認する。

●安全装置点検
・過巻装置や、巻き過ぎを防止するための警報装置について。装置の電源スイッチをオンにして、フックのなどのつり具を巻き上げ、装置が正常に作動するか調べる。

●ワイヤーロープ点検
・指定されたワイヤーロープであるか、直径の減少量や素線切れの有無がないか調べる。また、型くずれや腐食、油切れがないかも調べる。

 このように特定自主検査では、クレーンの機能確認に比重が置かれている
ことがわかりますね。


点検しないとどうなるの?

【点検を怠ると…】
鯖散乱事故  ところで、特定自主検査を怠ってしまった場合は、法的な罰則は
無いのでしょうか?

 実は建設現場で使われる移動式クレーンは、労働安全衛生法により、
定期自主検査が義務付けられているので、特定自主検査を受けていない
車両は建設現場で使用することが出来なく
なります。

 また、この場合は整備不良により事故に繋がる可能性も高く
なってしまい、もしも事故を起こしてしまうと会社の信用にも関わります。

 さらに検査を実施や記録、異常があった場合の補修を怠ったり、
資格がないものによる検査が行なわれた場合は、労働安全衛生法により
50万円以下の罰金に処される可能性もあります。

※特定自主検査を怠ると
  • 車両を現場で使用できなくなる
  • 社会的信用を失う
  • 事故を起こす可能性が高まる
  • 50万円以下の罰金に処される

 社会的信用を失ってしまうと、懇意にしてもらってる取引先から
まったく仕事が来なくなることも考えられますよね…。

 このような事態を避ける為にも、定期的な点検を行い、安心・安全
・無事故を心がけていきたいですね。
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