【大型特殊車両の通行許可】特車ゴールド制度とは?

大型特殊車両が対象の、特車ゴールド制度とは

 国土交通省は、ETC2.0装着車を対象とした通行許可制度である
「特車ゴールド制度」の運用を発表しました。

 この制度は、どのような車両が使用対象となり、活用するには
何をすれば良いのでしょうか?

 今回は特車ゴールド制度の概要や基準についてまとめてみました。
そもそも特車ゴールド制度とは?

ETC2.0
【ルート選択の幅が広がる】
 さて、そもそも特車ゴールド制度とはどういったものでしょうか?

 この制度は、特殊車両が公道を通行する際に必要な「特殊車両通行
許可」に関連しています。

 特殊車両が公道を通行する際は、通行する車両の長さや幅などの
車限値と車検証、通行区間の詳細について道路管理者に申請を行う
必要があり、国土交通省の道路データを元に判断されます。

特殊車両通行許可とは
  • 特殊車両が公道通行時に必要
  • 道路管理者が道路データを元に判断

 さらに、平成26年10月からは、国土交通省が指定した国道や
高速道路であれば、従来申請にかかった日数である20日より
短い3日程度で申請が通る「大型車誘導区間」が導入されて、
より申請が楽になりました。

 そして今回、ETC2.0を搭載した特別車両を対象に許可更新が簡素
になり、経路選択の自由度が上がる「特車ゴールド制度」が導入
されました。

 特殊車両は今まで経路申請を行う際は1経路1申請となり、複数
経路を通行する際はその都度申請が必要でした。

 しかし、特車ゴールド制度を利用すると、複数の経路申請も一括
で行えるので、事故や渋滞が発生した際に複数の経路を利用できる
ようになり、迂回が簡単に行なえるので、効率の良い輸送が可能に
なります。

特車ゴールド制度とは
  • ETC2.0が必要
  • 経路の許可申請が簡単に
  • 輸送の効率化を図れる

 ちなみに、特車ゴールド制度に必要なETC2.0については、以下の
記事に詳しくまとめられています。

○【新たな運転支援サービス】ETC2.0とは?
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-802.html


特車ゴールド制度の基準

セミトレーラーの後部
【大型特殊車両の種類など】
 さて、特車ゴールド制度は、ETC2.0の車載器を搭載した特殊車両が
対象となりますが、利用にあたり基準となる法は何があるのでしょう?

 道路管理者に許可申請に行うことにおいては、道路法第47条2号1で
規定されています。

○道路法第47条2号
1.道路管理者は、車両の構造又は車両に積載する貨物が 特殊であるためやむを得ないと認めるときは、前条第二項 の規定又は同条第三項の規定による禁止若しくは制限に かかわらず、当該車両を通行させようとする者の申請に 基づいて、通行経路、通行時間等について、道路の構造を 保全し、又は交通の危険を防止するため必要な条件を付して、 同条第一項の政令で定める最高限度又は同条第三項に規定 する限度を超える車両(次条第一項及び第七十二条の二第一 項において「限度超過車両」という。)の通行を許可する ことができる。

 また、大型車誘導区間については、道路法第47条3号1で定められ、
国道や高速道路の通行がしやすくなっています。

○道路法第47条3号
国土交通大臣は、道路の構造及び交通の状況、沿道の土地 利用の状況その他の事情を勘案して、道路の構造の保全と 安全かつ円滑な交通の確保を図るため、限度超過車両の 通行を特定の経路に誘導することが特に必要であると認め られる場合においては、当該経路を構成する道路管理者を 異にする二以上の道路(高速自動車国道又は指定区間内の 国道を含む場合に限る。第六項及び第七項において同じ。) について、区間を定めて、限度超過車両の通行を誘導すべき 道路として指定することができる。

 さらに、特車ゴールド制度の対象となる、通行許可が必要な大型特殊
車両とは、以下のような車両が挙げられます。

通行許可が必要な大型特殊車両
  • 大型セミトレーラー
  • 大型フルトレーラー
  • ポールトレーラー
  • ラフタークレーン車
  • 連節バス
  • 高速バス


特車ゴールド制度の開始は?

国土交通省のマーク
【平成28年1月から】
 では、特車ゴールド制度は、いつから開始されるようになるのでしょう
うか?

 特車ゴールド制度の運用は、平成28年1月から開始され、利用の際は
専用ページからオンライン申請を行い、更新は運営を行う特車運用
事務局から送られるメールから、ワンクリックで出来るようになって
います。

特車ゴールド制度の開始
  • 平成28年1月から
  • 専用ページから申込可能

 また、特車ゴールド制度が運用されることにより、国側としては
ETC2.0を普及させたり、過積載自動検知システムとの併用による
取り締まり強化を図れますが、それに伴いコストもかかります。

特車ゴールド制度のメリット・デメリット
  • メリット
    ETC2.0の普及、取り締まり強化
  • デメリット
    新規システムの構築、コストがかかる

 今後特車ゴールド制度が浸透していけば、道路状況がよりリアルタイムに
管理され、通行時の申請も不要になって、大型特殊車両の輸送がより便利に
なると予測されてます。
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