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【車検や事故事例】ヘッドレストを外すと違反になるの?

ヘッドレストを外すことは違法?

 車やトラックの運転席などに取り付けられている、ヘッドレスト。

 このヘッドレストを邪魔に感じて取り外している場合は、違法になる
のでしょうか?
 また、ヘッドレストを取り付けるための理由とは何でしょうか?

 そこで今回は、ヘッドレストの取付義務や事故事例など
まとめてみました。


ヘッドレストの取り付けは義務?

【運転席などに設置義務】
むち打ち  さて、そもそもヘッドレストという言葉は、頭部や首を表すheadと
拘束や抑制を意味するrestraintを組み合わせて略しています。

 このヘッドレストは、1960年代のモータリゼーション以降、車の普及
とともに事故でむち打ちの症状になる人が増えたため、取り付けられる
ようになりました。

ヘッドレストとは
  • headとrestraintを合わせて略した言葉
  • むち打ちの症状が増えたため取り付け

 しかし、一部のアメリカ車のように、ヘッドレストが無いと
おしゃれであるという考えや、背筋が伸ばしやすいという意見が
あるために、取り外す人もいるようです。

 このヘッドレストを取り外した状態で事故を起こしてしまうと、
むち打ちを起こしてしまったり、酷い場合は下半身不随の障害や、
最悪の場合頸髄骨折で死亡してしまう可能性もあります。

事故時に発生する障害
  • むち打ち
  • 下半身不随の障害
  • 頸髄骨折で死亡

 このように、ヘッドレストが無い状態で事故が起こると死亡して
しまう可能性もあるため、道路運送車両法によって運転席と助手席
への取り付けが義務付け
られています。

○道路運送車両の保安基準第22条4号
自動車(普通自動車(専ら乗用の用に供するものを除く。)、 乗車定員十一人以上の自動車、二輪自動車、側車付二輪 自動車、大型特殊自動車、農耕作業用小型特殊自動車及 び最高速度二十キロメートル毎時未満の自動車を除く。)の 座席(保安基準二十二号第三項第一号から第四号までに 掲げる座席及び自動車の側面に隣接しない座席を除く。)の うち運転者席及びこれと並列の座席(一般乗用旅客自動車 運送事業の用に供する自動車にあっては、運転者席及び旅客 三人の用に供する座席)には、次の基準に適合する装置(以下 「頭部後傾抑止装置」という。)を備えなければならない。

ただし、当該座席がイ及びロの基準に適合するもので あるときは、この限りでない。

イ 他の自動車の追突等による衝撃を受けた場合において、 当該自動車の乗車人員の頭部の過度の後傾を有効に抑止 することのできるものであること。
ロ 乗車人員の頭部等に傷害を与えるおそれのない構造の ものであること。
ハ 振動、衝撃等により脱落することのないように備え られたものであること。

 また、この保安基準は、平成24年の6月30日以前に作られた車とそれ
以降に作られた車両によって条件が異なり、以下のように分けられ
ます。

ヘッドレストの取り付け条件
  • 平成24年6月30日以前の車両 運転席のみ必要
  • 平成24年7月1日以降の車両 運転席と助手席に必要


ヘッドレストなしでの車検

【車検には通るの?】
ヘッドレストを取り付ける  では、ヘッドレストを取り付けていない状態で車を車検に出すと、一体
どうなるのでしょうか?

 上項の通りヘッドレストは、運転席や助手席に取り付け義務があり、
取り付けていないと整備不良車として見なされ、車検に通らない
可能性があります。

 ちなみに、運送車両の保安基準によって、車検証記載の初度登録年月が
昭和44年3月以前の場合は、ヘッドレストやシートベルトの着用義務
がないそうです。

ヘッドレストなしでの車検
  • 整備不良車として見なされる
  • 車検に通らない可能性

 また、ヘッドレストを取り外した状態で公道を運転していると、警官の
取り締まりの対象となってしまいます。

 さらに事故が起きた場合は、保険が効かなくなる可能性もあるので、
ヘッドレストは取り付けておきましょう。

ヘッドレストなしでの運転
  • 取り締まりの対象
  • 事故時に保険が効かない


外した状態での事故事例

【追突されてむち打ちに】
追突した車  さて、ヘッドレストを取り外した状態での事故事例とは、どんなもの
があるのでしょうか?

後部から追突されむち打ちに
男性Aは、往復2車線道路を時速約60㎞で走行していた。先行して いた女性Bは渋滞の最後尾で停止していた。Aは、Bが停止してい ることに気付くのが遅れ、Bの手前約20mのところで気付いて急 ブレーキをかけたが間に合わず、Bに追突した。追突されたBと その助手席同乗者は、両者ともに軽傷の頸椎捻挫、いわゆる 鞭打ち症を負った。両者ともにヘッドレストは外してあったため、 頭部が後ろに傾くことは全く防止できなかったと推測される。

 このように、車両の後部に追突してしまう事故は、2014年の1年間に
20万件も発生
しています。

 このため、万が一事故に遭った際にむち打ちなどの症状を防ぐために
も、ヘッドレストは常に取り付けていたほうが良いでしょう。

 ちなみに、ヘッドレストの機能を強化した、アクティブヘッドレストに
ついては、以下の記事に詳しくまとめてますので、ご覧になってみては
いかがでしょうか?

○事故から首を守る機能、アクティブヘッドレストとは?
http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-729.html
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